お前は兄アフメトにとって重荷(ユク)ではなく、贈り物(ヘディイェ)だったのだよ」 奇跡のドクター 第18話(トルコドラマ)

ルナ公園に出かけた二人は、楽しいひと時を過ごした。お互いの気持ちが近づいたことを確信したナズルとアリ。

ところがアリは「自分がナズルなしでは無に等しい。ナズルに大きな重荷を背負わせている」という言葉を耳に苦しむ。

 そして自分の存在が亡き兄にもそのような存在だったのではないかと考え始めた。そういえば、小学校の時、兄が自分に新しい自分の靴を貸し、自分はスリッパで登校し、人々にからかわれているのを見てしまった。兄は泣いていた。その時の苦しい思い出が浮かんだ。そしてその時も、今も私はみんなの重荷なのだと強く思うようになる。

ところが心配したやさしい父のような アーディルは
当時の兄の先生と友人にインタビューしその話を録音してアリに聞かせる。

兄は頭もよく優しい子供だったらしく、先生が
「そのことを誇りに思いますかと尋ねると、いいえと言う。では何がいちばん誇りですか?」と聞くと兄は
弟のアリが僕にとって一番の誇りですとこたえたそうだ。

もう一人、友人の話だと「彼はなんと呼ばれるのが一番好きですか」と尋ねたときアリの兄は「アービ」です。と答えたそうだ。

アービとはお兄さんと言う意味で、彼が一番呼ばれてうれしい言葉はアリが彼のことを呼ぶときだった。

優しい父のようなアーディルが

「お前は兄アフメトにとって重荷(ユク)ではなく、贈り物(ヘディイェ)だったのだよ」 

これを聞いたアリの頬には涙がこぼれ、止まることがなかった。アーディル先生の頬からも涙が流れた。

感想
感動的なシーンでした。
自分が何者でもないと悩むことは人生の中でアリだけでなく誰にでも起こりえることです。でもアリにはやさしいアーディル先生やナズルのような美しい心を持つ女性も周りにいます。もし人は一人ではなく誰かがそばにいて、あなたが何物にも代えがたい存在であることを伝えてくれたなら、きっと生きるのはよりやさしくなることでしょう。
皆様のそばにそのような方がいらっしゃることを心から願います。 そしてあなたがそのような方であるよう心から願います。
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