「お母さんが好きなのもだめなんですかねえ」という切ないことば・・・日本映画『Mother マザー』
映画『Mother マザー』は 実際に起こった祖父母殺害事件をかなりショッキングなドラマ化したものですが、母と息子のやり取りがショッキングですざましいです
親役の長澤まさみさんは今までのイメージとは全く違った役柄でした。私が彼女をはじめて観たのは『涙そうそう』という感動映画でしたので、ほんとにこの方は長澤さん?と疑ってしまうような全く異なった不気味な母親役を見事に演じていました。
様々な出来事の跡で周平は罪を犯してしまいますが、
「すべてがだめでも、お母さんが好きなことはだめじゃない」
という子供の複雑な心情を素直に表現した周平を演じた奥平大兼君の演技には涙を誘うものがあります。
題材は悲惨で、やりきれないものですが、子供がどんな状況でも母親を好きでいるとおもうことで、何とか生きられることもあるのるかもしれませんね。
この母を思う気持ち、そしてその思いが子供の力になることがあるのだと知ってほんの少しだけ気持ちが楽になったような気がしました。
皆さんもチャンスがあったら是非ご覧ください。
(今ネットフリックスで観られます。)