17世紀に空を飛んだ偉大なトルコ科学者 ヘザルフェン(ズームでオスマン帝国外伝を語る会)
ハナーは休職中。初めてズームを使ってズームでオスマン帝国外伝を語る会が復活しました。今までコロナでなかなか会えなかったメンバーですが、久しぶりの再会です。残念ながらあんねあんねはいません。(PCが使えないそうです。)話題はムラト皇帝のことのようです。(今までの話題はこちらから)
皇帝の敵は母親ではなくて妻だったんだね
そうよ、キョセムお母さんはいつでも子供たちを守ることしかかんがえていないものね。
やあ、妻っておそろしいね
妻がおそろしいというよりも、嫉妬心がおそろしいのではないかしら?
そうかもね。キョセムがどんなに頑張っても息子ムラト皇帝には本当の気持ちが伝わらないようだね
ええ、とてももどかしいいわ。なんだかキョセムお母さんがかわいそうね。男の子って大きくなると、みんなあんな風に母親を遠ざけたがるのかしら?
そんなことはないとおもうよ。ムラト皇帝は皇子の時からえらい目にあってるからね。
え!そうなの?
続オスマン帝国外伝では彼が小さいときに兄が別の兄に絞殺され、そしてその兄も部下に引き立てられるところを目撃しちゃったんだよ
あら、まあ!それは衝撃的ね!
うん。だから自分以外は信じられないんじゃないかな?
それに彼はかなりハードなお触れを出したよ。ほらスレイマンがコーヒーを禁止したでしょ?彼はコーヒーだけでなく酒とたばこも厳重に取り締まったんだよ。それだけでなく夜の外出は禁止だったし・・
コロナではないのに?
うん
「こんにちは、」とそこに久しぶりに陽さんが顔を出した。(というかズームに参加してきた。今日は日曜日で彼はお休みのようだ)
お!陽さん!久しぶり!
元気でした?
はい、おかげさまで、少しおなかの調子が悪いんですが、元気ですよ。みなさんは?
うんうん、元気、私は休職中だけど、元気だよ。今牟田と4世の子と話してたんだけど、彼ってかなり厳粛な人だったよね
ムラト4世?スレイマン大帝の100年後ぐらいに生きた方のことですか?
ええと、スレイマン大帝の息子、セリム皇帝その息子のムラト皇帝その息子のメフメット皇帝そしてその息子で巨大なモスクをたてたアフメト皇帝、の息子のムラト皇帝だよ。
???
5世代あとってことですね。
そこへシンさんもそーとあらわれました。
そういうことになるかな?
ヘザルフェンHezârfen Ahmet Çelebiがいた時代ですね。彼の時代は科学が発展しましたよ。 ヘザルフェンは翼をつけて3000メートルも飛ぶという快挙を成し遂げました。
あらまあ、ライト兄弟ではなくてトルコ人が初に空をとんだの?
え!トルコのすごかったんだね。
だがその後科学は頭の固い輩たちのせいで、芽をつまれちゃったんだぜ。人間が空飛ぶなんて教えに反してるとかなんとかいったんだろうなあ
そのようにいったかどうかわかりませんが、ムラト4世は科学を愛し、ほごしていましたね。
あのまま研究が続けば、トルコは今とは違った歴史をたどっていたかもな。
でもこの間トルコはロケットうちあげたじゃん。
いやいや、あのまま進歩させていればオスマン帝国は滅びなかったかもしれないぜ
そんなことないでしょ
空を飛べるなんてすてきだわ。いつの時代でも夢を持ってそれに向かって進もうとする姿勢は素晴らしいとことだと思うわ
ということで久しぶりの会は空飛ぶお話で閉められました。ところでこのヘザルフェンという方は歴史家チェレビと共に「続オスマン帝国外伝キョセムのシーズン2」に登場していますね。(ファルヤ王女の手紙の謎解きを皇帝に頼まれたシーンで初登場しました。今日の33の1でもコーヒー店でくつろいでいました)