ヒュッレムの軌跡 シーズン4 9ムスタファからのおくりもの
ヒュッレムは寝ていた。起き上がるとベッドの上に見かけない贈り物が置いてあった。おなじ頃リュステムのところにもあるものが届いていた。
ヒュッレムが恐る恐るふたを開けると、中にはなんとサソリが入っていた。
リュステムには部下の首が届いたのだ。
だれから?
勿論アマスヤのムスタファ皇子だった。
今までムスタファ皇子は表立って彼らに戦う意思を表明したことがなかったと思う。いつもマヒデブランが陰に日向にムスタファを守っていたからだ。でm官界のように自分が襲撃されただけでなく、妻も、おなかの中も子も失ったムスタファの怒りは爆発した。
其れだけでなくアマスヤの宮殿内に彼らの患者がいることにも警戒感を強めた。その患者が自分の信頼していた者だたしった時は落胆と同時多大な危機感を感じたのだった。
こうしてムスタファにはふさわしくないやり方でヒュッレムたちを脅したのだった。
いまふさわしくないいったのだけれど、ムスタファの今までのkぉう堂を見ると、サソリを贈るのは彼らしくない行動に見える。
脅すにしても彼ならもっと堂々としたやり方で、するに違いないと思っていたからだ。
皇帝になれると信じていた自分がマニサに転勤できなかったこと、セリムを後継者にするということを聞いたばかりのころだから、ムスタファはその点でもひどく落胆していたに違いない。
いろんな現実が彼の信条を少しづつだが変えていっ
た。そのためにムスタファの性格も少し変わってきたのかもしれない・・・.