助かったことを知りリュステムにおこる ヒュッレムの軌跡シーズン4 7

ヒュッレムは息巻いてリュステムの部屋を訪れた。

「スンビュルが、ムスタファ皇子が生きているといったわ。きずさえもないそうね」

とさけんだ。リュステムは

「残念ながら状況は悪いです」と答えた。

 確かに事はヒュッレムたちの思った通りは運ばなかった。

ムスタファが無傷だったで毛けでなく、送った刺客は一人以外みなやられたのだった。そしてムスタファの代わりにアイシェが矢に撃たれて息を引き取った。「(矢を放った)部下は矢の名手だといったではないの」とヒュッレムが問い詰めた。

 その男はとらえられたらしい。

リュステムは「ムスタファ皇子を守る者がおります。それがだでかをムスタファ皇子も知らないようです」言うのだった。ヒュッレムはその情報を伝えた患者が嘘の情報を流しているのではと疑ったが、リュステムはそう考えていなかった。

 だがヒュッレムはそんなことはお構いない。ただこの事実が表ざたになればリュステムを初めとして彼の部下はみな首をはねられるから、必ず漏れることを阻止せよと言っただけだった。

リュステムたちはムスタファたちに捕まった射手をどうにかしなければならなかった。 

ムスタファの命を助けた者は「フズル」ではないかとリュステムもヒュッレムも考えた。

だが違う。

助けたのはアトマジャとヤヴズだった。彼のトップはフズルではない。

捉えられた射手の命は助かるのだろうか?スレイマンはヒュッレムが皇子暗殺未遂を実行した事実を知るだろうか? 


 

 

 

 



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