『ポロス 古代インド英雄伝』3話 忠臣リプダマンの死
3話のあらすじ
まさにプルが父バムニをさそうとしたとき、遠くからアヌスヤの声が聞こえてきた。
プルはとどまり声の方を見た。そこには死んだと思っていたアヌスヤがたっていた。
プルは何が何だかわからなかったが、アヌスヤを見て剣を棄て走り出した。
そして二人は抱き合った。
それからプルはまたバム二を倒そうとした。何故ならアヌスヤを彼が捨てたと思ったからだ。本当はバムニの兄がしたことだったのだが、そのことをプルはしらない。
もう一度バムニに襲いかかろうとすると、アヌスヤはプルに
「王は父上よ」
大きな声で叫んだ。
そこで完全にプルの復讐の気持ちは消えた。
母子の再会と夫婦の再会が同時に起こった感動のシーンの連続だった。
バムニとアヌスヤが21年ぶりに会えたのだ。生きていたことを喜んだバムニだが、同時になぜ今までアヌスヤが自分を尋ねてこなかったのかと不思議に思った。そして当時のことを思い出した。
それはシヴダッドが王妃と王子は海に沈んで亡くなったと言ったのだ。
王はシヴダットを牢に入れ、「21年間誰とも話してはならない」という罰をあたえた。
その後父子がだきあおうとしたとき、ラチが走ってきて、
リプだマンが大変なことになっていると叫んだ。
プルは急いでリプだマンの元へ向かうが、彼は何本も矢を体に受けて重傷だった。
プルは近寄り「ババババ」と呼んだ。インドでも父親のことをババと呼ぶらしい。(トルコ語でもババ)
リプダマンは海に投げ捨てられた王子プルを助け、それから21年父親としてプルを守り続けたのだった。
最期の力を振り絞ってリプダマンはプルとお別れをする。そこへ王妃と王も駆け付け、王にあいさつをしてからリプダマンは息を引き取った。
王が国葬にするというとプルは
「当然です。彼は21年間異国で(王子を守るという)任務を全うしたのですから。その間王は宮殿で平和に暮らしていたのです」
と言った。こんな言葉を王に向かっていってもいいのかどうかわからないが、インドラマではかなりはっきり王に意見するシーンがみられる。(というかプルだけがそういうのかな?)
王はしらなかったのだから責められる筋ではないのだが、プルは王を責めているようだ。何やら王とプルはそう簡単に仲良くなれそうにない感じだ。