トルコドラマ WOMAN(KADIN) シーズン1後半のあらすじ
シーズン1戦半では、4年前夫を事故で無くした女性バハルが二人の子供を抱えて一生懸命生きる姿を描いた作品は、姉妹の愛憎劇も加わって、次から次へとてつもつかない出来事が起こりました。
これは主にバハルの妹シリンが原因なのですが、シーズン1の後半では、バハルのサバイバル生活や闘病生活だけでなく夫サルプのセシをめぐって、サスペンスドラマが展開されます。
どうやらサルプは結婚していて二人の子供もいて、名前もアルプト変わっているようですね。
もしかしたら海から落ちたとき記憶喪失で、新しい生活が始まったのではと思ったのですがそうではありませんでした。彼はバハルのこともニサンのことも覚えていましたし、彼女たちのことを思い出しては苦しんでいました。
ならば会いに行けばいいでしょう?!と思われますよね。でも4年間彼が行動しなかったのには理由がありました。サルプ(アルプ)はバハルたちが何らかの理由で亡くなったと信じていたのです。
こんなことってあるのでしょうか?
お互いが亡くなったと思っていたなんて!
でもサルプは亡くなった(はずの)バハルを忘れることができませんでした。
さらに現在の奥さんには秘密があるらしく、サルプに嘘をついているらしいのです。バハルたちを死んだことにしたのは現在の奥さんとその父親でした。
父親は必死で秘密を隠そうとし、サルプに偶然出会ったシリンを脅かしました。
「サルプが生きていることを誰にもいうな!もしいったら両親がただではすまない」
ということをわからせるために部下に監禁までさせます。
いろいろあってサルプが生きていることをバハルの両親はしり、二人は悩みます。
シリンの父で、心の優しいエンヴェルさんは サルプに会うことを決心します。会えたのもつかの間、サルプの義理の父親の仕業で、エンヴェルさんが銃で狙われてしまいます。弾は当たらなかったのですが、エンヴェルさんは銃を向けられたショックで倒れてしまい、手術をすることになりました。
何とか助かったのですが、そこをまたサルプの義父の手下がおそい、息を止めようとします。と同時に、サルプの母親も何者かによって溺死させられます。
どうすか?サスペンスですよね!
サルプ問題と当時進行で、バハルの闘病生活が始まります。バハルは極度の貧血のためにいつどこで倒れてもおかしくない状況まで悪化しています。体中には青あざができるほどになっていました。バハルの深刻な病気は「がんばろう」という精神力だけではどうにもできないところまで来ていたのです。
バハルは絶対行きたくなかったのですが、子供たちのために実家にお世話になることにします。でもその実家にはあのサイコのシリンがいるんです!
それでもなんとかがまんしながら、しばらくの間生活を共にしましたが、結局元の家に戻ることになりました。
心の優しいエンヴェルさんはバハルを一人で放っておくことはできず、妻のハティジェと娘のシリンの反対を押しきってバハルと共にすみ、彼女の世話をしようと考えました。
だんだんと重くなっていく彼女の病気を治すには骨髄が必要でした。骨髄を探し続けた結果、シリンが該当しました。ただシリンには黄疸の病気があることもわかり、まずはその病気を治さなくては骨髄を使うことはできないとのことでした。
最初シリンの骨髄をもらうことはできないとバハルは考えていました。シリンももちろん姉にあげたくありませんでした。それで黄疸を治す薬を飲まないようにしていました。
骨髄が見つからなければいつ死んでもおかしくないという重病のバハルに、アリフはシェイダーにはげまされて告白します。
素敵な告白の言葉でした。
「すぐに死ぬかもしれないわ」と躊躇するバハルに
「それならばあなたが死ぬまで一緒にいる」と答えたのです。
アリフは見た目口数が少なくちょっとみ、怖そうですが、とても心の優しい人です。というかこのスラム街に住んでいる人々はとても面白い面があります。お互いに喧嘩するときはかなり激しく喧嘩するのですが、困ったときには助けあうみたいな傾向が顕著です。昨日まで仲が悪かったもの同士が、あることをきっかけに仲良くなるとその友情はずっとつづいていくようです。
シェイダーはシーズ1の最終回でハティジェにこんなことをいいました。「情けを脇に置いて道徳を振りかざすならそうなさい」と。ここに住む人々は、道徳的というよりも、情によって動く人々でもあります。
そういわれたハティジェは道徳を重視していましたが、最終的には情を選びました。こうして貧乏でもこの通りの住民は困ったときにはお互いに助け合って、情けを重んじて生きていくのでした。もちろんバハルもその通りの住民の一人です。
ドラマの最終話では、エンヴェルさんを見舞いに行ったバハルの息子ドルクが、エンヴェルさんの携帯電話を届けに来たサルプと駐車場で偶然出くわし、ドルクが
「ぱぱ」とサルプにと呼びかけるところで終わります。
病室ではエンヴェルさんが口をふさがれており、サルプの家のプールには母親の死体が浮いていました。
ということで、シーズン1の終わりでは、何も解決せずドラマは終わりました。
シーズン2ではサルプがバハルについに会うことになります!(この場面の視聴率が全話の中で一番高かったそうです)
エンヴェルさんは生きているのでしょうか?
サルプとバハルはその後一緒に暮らしたのでしょうか?
バハルの骨髄は見つかったのでしょうか?
ついうことでシーズン2はますます面白い展開になりますよ。おたのしみに、