ヒュッレムの怪しい行動と後継者話 オスマン帝国外伝シーズン4ハイライト
ヒュッレムは怪しい行動をとっていた。スンビュルが廊下の行き止まりの医師のドアを開けた。このドアの向こうに何があるのだろうか?このドアはヒュッレムの後の生活を一変してしまうものだった。
人は不信に襲われると、他の人の本当の心を知りたくなるものだ。このころのヒュッレムもそうだったあれほど推していた娘婿のリュステムさえ信用できなくなっていた。
そこでヒュッレムが考えたのが、人々の秘密を聞き出すことだったのだ。
このドアの向こうにはそれをかなえるなにかがあった。
海軍提督のフズルが新しく宰相になりたてのリュステムに会いに来ていた。二人の仲はよくない。スレイマンは地方に知事として派遣されていた皇子たちを帝都に呼んだ。そのことについて二人は話していたのだった。どうやら皇帝は次期皇帝に一番近い椅子、マニサの知事を決め公表するつもりらしい。
スレイマン皇帝の息子は5人。一人は病死したことになっており、病弱の末息子は帝都に残っていたが残りの3人が帝都に集められた。その中から次期皇帝が決定するのだ。
フズルは長子のムスタファ皇子を推していたが、リュステムはそうではなかった。そしてスレイマン皇帝の考えもフズルとは違っていた。