オスマン帝国外伝シーズン4あらすじ 33話

33話
一方リュステムは手紙の主を探す。彼はアルカスミルザを疑っている。

アマスヤではマヒデブランの反対をよそにムスタファはミフリュニーサを連れてイスタンブルへ行く準備をしていた。するとスレイマンから暗い手紙が来る。
ブルーの衣をまとったスレイマンは白馬から降り海を見つめながら考えている。そして手紙の文面を遠いイスタンブルの海辺でムスタファに向けて語りだす。

スレイマンはムスタファが秘密を隠していることに失望したため、遠征中イスタンブルの留守役をムスタファではなく、セリムにさせることにしたと彼は綴ったのだ。
ミフリュニーサとムスタファの隠れ結婚のことを知ったスレイマンはムスタファを完全に信じられなくなってしまったのだ。ヒュッレムが言うようにムスタファは自分自身から自分を守れなかった。

ところでかなり年を取ったスンビュルがバザールを歩いている。自由の身となりハレムから出た彼は国中を旅したそうだ。故郷は遠い大陸なので行くのが億劫だと言うスンビュルは市場で働くクドゥレトアーを尋ね相談する。そして「商売でも始めたらどうかなあ」と言いながら店頭に並べられたコーヒー豆を発見する。スンビュルは手に取ってみる。「香りは良いね」と食べてみるがこれがまた苦い。そこでスンビュルはどうやって調理するかをアーに尋ねた。
興味津々のスンビュルは早速家に帰ってコーヒーをつくってみる。そこへ客がやってきた。なんとヒュッレムが尋ねてきたのだ!
驚いたスュンビュルは家の中へ招待するし、はじめてつくったコーヒーをヒュッレムに御馳走する。苦い。水をとりに行くスンビュル。ヒュッレムはにがさのあまり、おもわずテーブルの上のロクムを口に突っ込む。そして「ロクムと一緒にのむとなかなかおいしいわ」と言う。長年勤めていたスンビュルがいなくなってから、ハレムではいろいろなことが起きた。ヒュッレムはスンビュルに子育ての悩みを話す。スンビュルはヒュッレムが心の内を素直に話せる唯一の人物だった。
ヒュッレムはスンビュルに話したことで少し元気になる。
一方スレイマンも全く状態がよくない。ムスタファのことがあるからだ。

翌朝ミフリマーフは頭を冷やして考え、ヒュッレムの元へやって来る。「リュステムと離婚はするが遠征がおわるまで待つ。けれど一つ条件があるわ。この次結婚するときは愛のある結婚をしたい」と言うと、ヒュッレムはその条件を受け入れる。

スレイマンは兵士たちの状況を見に行く。遠征の準備は整った。さあいよいよ東へ出発することになった。
 
ところがファトマ(スレイマン妹)はスレイマンにミフリマーフのことを話しに行く。遠征に行く前スレイマンはミフリマーフの問題も知る。何とも哀れなことだが、最近のスレイマンは家族問題?でかなり大変そうだ。普通の家でも起こるだろう問題が皇帝ともなるとそれにかかわる人々の死活問題に発展する。ムスタファのことも、ミフリマーフのこともそしてヒュッレムのことも・・・ミフリマーフに関してはリュステムの将来は危うくなった。
そのミフリマーフがスレイマンに呼ばれる。ミフリマーフが部屋に入っていくとおばのフトマと母のヒュッレムもいる。
ミフリマーフに「リュステムと一緒で幸せではないだけで、リュステムの過ちはないと言うことか」とスレイマンは聞く。
「そうです、ですけれど・・・」とミフリマーフは答える。スレイマンが
「春もあれば冬もある。なぜ神は冬をつくったのだろうね?私たちが春の価値を理解するようにと作ったのだよ。」と優しく話しかけるスレイマンだったが、
「わたしには春はなかった、冬は決して終わらなかった」と悲しそうなミフリマーフ。確かに彼女の結婚は政略結婚であり、結婚当時ミフリマーフには好きな人がいたのだった。
リュステムはと言うとヒュッレムの元を訪れる。ヒュッレムは「忍耐して、状況は良くなるから」と慰める。ヒュッレムの推薦でリュステムは結婚できたのだが、今の彼はとても弱しく見える(0:28-117.1:11)
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