
ハナー:ついにブダに入ったんだね。

あきな:4話でラヨシュ亡くなってかわいそうだね。あの若い鉄砲隊の若者もかわいそうだったわ。最後は微笑んでいたみたいだけど。
ハナー

:戦争では敵も味方も敵も関係なく戦って亡くなったり、負傷したりした人々が一番悲惨だと思うよ。スレイマンは多くの血を犠牲にして帝国を守ってるんだけど、なんか理不尽な気もするよ・・・
あきな

:そうね、ところで5話で新しい登場人物は?
ハナー

:イサベラと言うカスティーリャ王国の王女が登場するよ。中世、イベリア半島の中部に位置していたかなり大きな国だよ。
あきな

:イベリア半島?っていうとスペインとかポルトガルのあるはんとうでしたっけ?
ハナー

:そうそう当たり!スペインの前身だよ。カステリィーヤが母体になって後にスペインと言う国になったんだ。ちなみにカスティーリャはスペイン語で城っていうことばからきてるらしいよ。
あきな

:へえ、なぜかしら?
ハナー

:時は8世紀にさかのぼるよ。イベリア半島ではアフリカ大陸からやってきた民に押されて北へ逃げた民がいたんだ。帰っらがアストゥリアスって国を造ったんだけど10世紀の初めレオンに移りレオン王国ができたんだ。
あきな:レオン王国?
ハナー

:うん、その国の東部の地域がカスティーリャってわけ。
なんだかややこしいわね。

とにかくそのカスティーリャを治めてたのがカスティーリャ伯だよ。11世紀の初めにはレオン王国と連合していたんだけど、軍事力の強かったカスティーリャは1230年にはレオン王国の王位をついてレオン王国を統合したんだ。1230年と言うと復活エルトゥールルに出てくるオスマン帝国を建国したオスマンの父の時代だね。

ということは、イベリア半島ではカスティーリャ王国が、そしてアナトリアではオスマンの父が活躍していたのね。わあなんかおもしろいわね。それで話は元に戻るんだけど、5話で初登場するイサベラはそのカスティーリャ(スペイン)の王女様?なのね。

うん。実在はしていなかったらしけど当時イサベラと言うとカール5世の妻だった人が有名だけど、もちろん彼女じゃない。
でも、なぜスペインの王女様が波乱を呼ぶの?

それはこれからのお楽しみだね。侍女のカルミナと海賊のムラトも初登場だよ。
後ブダの街のカギを持ってきた医者のユースヌも初登場してるね。

だれだれ?

いろいろんな彫刻の説明をしている人だよ。大宰相のイブラヒムも好きなんだね、ギリシャ的彫刻が・・・

うん、でもブダにあんなにいっぱい彫刻や本がほんとにあったの?

本当らしい。実はブダにはコルヴィナ文庫と言う素晴らしい図書館があったんだね。そこには3000ものの写本があったらしい。ラテン語とギリシャ語の作品だったらしいけど。

わあすごいわね。今と違って一文字ずつ写して本にしてたんだものね。

そうだね昔の人はほんとに忍耐強いね。もう家についちゃったね。

うんまたあしたね。

あっそうそうもう一つだけ

何?

明菜ちゃん、皇太后が言う言葉に注意してみてね

わかったわ、だけどなんていってるの?

OKU。って言ってるよ.

ヘメン オク? オクは小学校1年生のトルコ語でならったばかりだわ。読め!っていう意味よね?

あたり

でhemen ヘメンは何?

すぐにっていう意味の副詞だよ。

と言うことは
すぐに読めって皇太后がいってるのね?

あたり!ではほんとにバイバイ

アディオス
新登場人物
イサベラ、カルミナ(侍女)
ユースフ:医者、ブダの鍵を渡した人
ヤークブの弟
スレイマン、バーリベイ 、イブラヒム、ベルハムパシャシェケルアー、ーギュルアー
ギャール ギュルシャー、マヒニデブラン、
グリッテイ、ムラト海賊
カール5世
ムスタファ、メフメット、ミフリマーフ、セリム、バヤズィット
ヘメン オク