オスマン帝国外伝シーズン4あらすじ 28話 ~ムスタファは武装してイスタンブルへ~

(115.0:09-0:51)マニサではセリムが狩りをしている。その途中外国の女性に会う。一人暮らしで森を時々散歩すると言う。彼女はセリムを家に招待する。一方ヌールバーヌーはナーゼニン(ヴァレリア)を殺したことを悔いている様子だった。ヌールバーヌーもついに手を汚してしまったが、これが後にヒュッレムにとって不利になるとはヒュッレムは知らない。

キュタフヤではフーリジハンが、
「秘密でなければどんなにいいのに」とバヤジトに言う。そこへララが困った様子でやってくる。それはそうだ。ヒュッレムが向かっているのだ。えらいことになったバヤジトとフーリジハン!

トプカプではさらに大変なことになっている。ムスタファが目の前まで迫っているのだ。何とか食い止めようとジハンギルとミフリマーフが父スレイマンに会おうとするが、スレイマンは誰とも会わない。スレイマンの後ろ姿は今までとは違う。戦わなければならない相手が血を分けた彼の息子だからだ。この主な要因はスレイマンがリュステムをムスタファより優遇してきたことにある。観ている私たちには自明のことなのにスレイマンはそのことにまったく気づかない。
イェニチェリがムスタファ軍を止めに行った。スレイマンの命を伝えるためだ。
「イスタンブルに入らないで戻るように、そして処罰を待てとのことです」と告げる。
「もし進んだら」と尋ねるムスタファ。
「謀反とみなし罰は死刑です」と伝えるイェニチェリの長フェルハトアー。ムスタファは「私の行く手を邪魔させない」と言って剣に手をかける。するとイェニチェリたちはムスタファに従うと敬意を表す。
わあ、これは大変なことになった。
イェニチェリのムスタファへの信頼は厚い。ムスタファはどう対応するだろうか?

再びキュタフヤではバヤジトとヒュッレムは再会する。孫に会い喜ぶヒュッレム。
「どうしたのですか」とが尋ねられると
「特に何もないわ。ただバヤジトに会いたかっただけだわ」とヒュッレムは答える。「最後に別れた時よい別れ方をしていないのでね」と言うとバヤジトは喜ぶ。
だが実はヒュッレムはスレイマンにイスタンブルから追い出されたのだった。

そのイスタンブルのトプカプではムスタファ門の前に到着した。リュステムが来ると、ムスタファはカフタンの入った箱を前に出す。
「この行動が死を意味することはご存知ですね」とリュステムが言うと、
「もしできるなら命をとれ」とムスタファは毅然と答える。勿論ムスタファは死を覚悟のうえでこの行動に出たのだ。
「この行動は許されません。今、武装を解くかはあなたがたの一存にかかっています」と応えるリュステム。ムスタファは
「皇帝に会いたいので取り次げ」と言う。
「これは命令だ」と言うので、リュステムは取りつぐしかなかった。
スレイマンはどうするだろう?苦悩するスレイマン・・

「これは謀反ではない」と毒のことに気づいたジハンギルは言う。ジハンギルは聡明だ。
ムスタファは武装を解いてスレイマンの元へ行く。後ろにはヤフヤーとヤウズが毒の似られたカフタンが入っている箱を運んでいる。
いよいよ父子の対面だ。ムスタファは部屋に入る。中には険しい顔のスレイマンがいる。
「許してください、ですが仕方がありませんでした。」
「命が欲しかったのですね。さあ、目の前にいます。私の目をみながらなさってください。」
と言うとスレイマンは激怒し立ち上がりムスタファの傍に向かった。ムスタファが起こった出来事をつたえると、スレイマンは困惑し、
「どうして自分が毒をもるなんてことをおまえは信じたのか」と怒る。スレイマンは親愛の情をこめて贈ったカフタンが全く逆の作用をしてしまったことに強く失望した。
「私は命を取るためにではなく命を与えるために来たのです」とムスタファはいう。
「それならばなぜ武装したか」と尋ねると
「私は兵士として、死にたかったのです。そのために武装してきたのです。」と応えた。

一方ミフリマーフ、ギュルフェム、ファトマ、ジハンギルがムスタファの心配している。リュステムが罠を仕掛けたとジハンギルはミフリマーフの言い争いになり、部屋を出ていく。ファトマは、リュステムが
「父子の間にどうやって入ったのだろう」と不思議そうだった。

カフタンの毒について調べだすスレイマン。まずイェニチェリの長・フェルハトアーを呼び、スレイマンは尋ねる。彼は
「あなた方会わせるためにムスタファ皇子に従った」と答えた。それからスレイマンは
「誰がカフタンに毒を塗ったか?探して連れてこい」とリュステムに命じ尋ねる。
わあ犯人が目の前にいるのに!だがスレイマンはそれを知らない。

アトマジャの拷問は続く。だが話そうとしない。「忠誠は私の命よりも大切だ」と言う。
アトマジャに命令を出していたレイスはアトマジャがいないことを心配するが・・・
アトマジャは救出されるのだろうか?スレイマンはリュステムが毒を塗らせた犯人だと気づくだろうか?
 ムスタファはジハンギルからカフタンについての全貌を聞き、リュステムが毒入りカフタンの犯人だと確信する。さらにジハンギルがアトマジャに手紙を持たせたが受け取れなかったことも知ったのだ。
ムスタファがこのことをスレイマンの前でも話してくれるかと尋ねると、ジハンギルは了解する。リュステムの悪事は暴かれるのだろうか?

事件究明のためにソコルルを呼ぶスレイマン。「誰にも知られず調べろ」と密命を彼に下す。「リュステムにも話すな」と念を押す。もしかしたらこの時点でスレイマンはリュステムのことを少し疑っていたのかもしれない。

キュタフヤについたばかりのヒュッレムは、バヤジトを後継者にしたいとララに伝える。そしてそのためにもバヤジトが間違いを犯さないように注意しなければならないとララに厳しく忠告する。

ヒュッレムはララにフーリジハンとバヤジトのことを聞く。ヒュッレムがキュタフヤにいるのだからすぐに明らかになるにちがいないとわかってながらララはなにもないとうそをつく。

ムスタファとジハンギルがスレイマンに会いに行く。
「カフタンはサライを出る前に毒が塗られたと確信している。そうだな、ジハンギル?」とムスタファがジハンギルを見ると、ジハンギルは
「確信ではなく、そう思った」と答える。
わあ、ちょっと前に事実を話すと言ったばかりのジハンギルだが、なぜ考えを急に変えたのだろう?!

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