新・オスマン帝国外伝~影の女帝キョセム~ シーズン2 E32-4
ケマンケシュはキョセムの動向を皇帝に伝えた。勿論キョセムはそのことをよろこんでいない。
そこへ手紙が届き皇帝はその夜、科学者の家に出かけた。
小姓頭がそこで皇帝を待っていた。
彼は「トパルパシャの第二の家を見つけました。そこには女性と小さな子が住んでおりました。これがそこにあったものです」
と言いながら、トパルパシャの遺品を見せた。遺品の中に本があった。その本の中にはある印があった。それによって皇帝たちはイスタンブルの秘密結社に一歩近づいた。
同時のその夜はファルヤ王女を迎えて宴会が開かれた。ファルヤ王女はブルーのドレスでとても素敵だ。物珍しそうに周りを見回した特にダンスには圧倒されたようだ。
王女は「いろんなことを耳にしました」
というとキョセムは
「すべてが事実ではないので信じないでください。でも宮殿に奴隷として連れてこられ、そこでスルタンになったことはおとぎばなしのようです」といった。明日ウスキュダルの館に行くようにというとお礼を言った。
それからキョセムが席をしばらく立った。そこで皇帝の妻アイシェは王女に話しかけ、皇帝に近づくなと警告した。すると王女は
「私はここへ奴隷としてきませんでした。心配なさらないでください。さらにこのことは私にではなくムラト皇帝におっしゃってください。彼が動かないようにというのですから」
この勝負どうやらアイシェの負けのようだ。王女は勝気だった。
キョセムは娘のところを訪れた。彼女は泣いていた。トパルパシャのうらぎりに対して泣いていた。
キョセムは「どんなことにもよいことがあるわ」と言って慰めた。
皇帝は王女を訪れた。そして王女は捕虜だと言ったので、彼女は怒った。だがアイシェは勘違いして王女への憎しみを高めた。
バヤジト皇子に近づくシナンパシャは母からの手紙を持ってきた。母は病気だとのことだが自由に会いに行くことはできない。キョセムが許可しないのだ。
次の朝、ムラトはウスキュダルにはいかず「真珠の館」で住むことになったとキョセムに伝えに来た。
これはハレムのルールでは許可されない。そこで王女を呼び、「ここでは住めません。すぐにウスキュダルへ行きなさい」と命じた。
ところがシナンパシャはファルヤ王女についてアイシェからしらせを受けた。それでファルヤ控除の身に危険が迫ることに・・・
バヤジトは皇帝に母に会いに行きたいと頼んだ。皇帝は「許可できない。だが母上がここに来ることができる」と答えた。バヤジトはよろこんだ。
皇帝は教会を尋ねた。そして牧師を捕まえ裏切り者を追求した。彼は反逆者たちが誰かを皇帝にのみに話した。彼は「ヨーロッパを無血で手に入れることができます」
とおいしい話を始めた。そこでムラト皇帝は
「どうやって」
と聞くと司祭は
「洗礼を受けてキリスト教徒におなりになればです」
と答えた。
え?
ムラト皇帝が改宗するはずがないのに、司祭はなぜこんなことをいったのだろうか?
侮辱したと感じたムラト皇帝は司祭を投げ飛ばした。
こわ~~