ファルヤ王女が持ってきた秘密の手紙 新・オスマン帝国外伝~影の女帝キョセム~ シーズン2 E31の4
バヤジト皇子に接近するシナンパシャ。彼はバヤジトにいつか実母が宮殿に戻れるとバヤジトを励ます。バヤジトはキョセムの子ではない。でも彼は誠実でムラト皇帝を慕っている。
どこかきな臭いにおいが・・・バヤジトは政治の道具に使われてしまうのだろうか?
宮殿ではファルヤ王女の滞在が話題となっていた。彼女はハンガリーの王女でムラトの元へ逃亡してきたのだ、
キョセムはそのことを知らされなかったことに不安を感じていた。だがムラトの妻のアイシェは皇帝を勇気づける。
4人の兄弟は庭で楽しそうだった。バヤジトと皇帝ムラトは剣のけいこをしており、残りの二人の皇子たちはそれを見ていた。そこへベネチアの大使がやってきたことを知らされた。勿論ファルヤ王女のことでだ。バチカンの使者はローマ法王がファルヤを引き渡すようにとのことだった。ムラト皇帝は
「このことに関してバチカントローマ法王がなぜかかわるのだ?」と聞くと使者は、
「これは重大なことです。王女は皇帝に真実を伝えなかったようです。真実とは?
「王女は殺人者です、法王のいとこを殺しました」
と言った。
それをきいたムラト皇帝はすぐに王女の元へ駆けつけ問いただした。王女は「殺したのは事実ですが正当防衛でした。彼からあるものを盗みました。あなたに隠しておきたい手紙です。秘密の手紙・・」
と答えた。そしてそれをわたした。
だがそれは解読不能だった。
何語だろう?
その帰り道ムラト皇帝が歩いていると空からスケッチが降ってきた。ヘザルフェンのだった。彼は科学者だ。手紙を解読するめに皇帝は彼に会いに来たのだ。彼は虫メガネで手紙を観察し始めた。どうも解読できそうな感じがしない。
「少し時間をください」と彼がいうと皇帝はOKを出した。