新・オスマン帝国外伝~影の女帝キョセム~ シーズン2 E32の1 統治者はキョセムそれとも皇帝?

ムラト皇帝は兵士たち、法官たち、官僚たちすべてを集め、聖典にに手をのせさせ、自分に忠誠を尽くすことをとかわせた。

かなり強硬なやり方で、反抗する者はその場から追い出した。そしてキョセム帝国を支配する摂政の座から降ろした。キョセムは憤慨したが・・

 ハンガリーの王女ファルヤは密書をムラトに渡してからあと港の船にとどまっていた。そこへムラト皇帝の小姓頭でスィラフダルであるムスタファが尋ねた。ファルヤは何事かと思ったが、今晩ムラト皇帝が訪ねると伝えた。なぜか彼女はうれしそうだ。

 シナンパシャはバチカンのスパイだ。彼らの元へ時々会いに行く。そこでムラト皇帝のしたことを話すと、バチカンの手下の者の一人が、キョセムの時代が終わった。蛇は小さいうちに摘み取らねば。今すぐ行動を起こさねばならない」と言った。そして法王のいとこを殺したファルヤ王女には死を与えるようシナンにパシャに命じた。バチカンとオスマン帝国との争いが激化しそうだ。

キョセムは皇帝の部屋を訪れた。そして敵が母と子の間を裂こうとしているのだ。と言うがムラトは「あなたの統治の時代は終わった。あなたは母后としてハレムだけを治めればよい。国の統治は本来の統治者に戻すのだ」と言った。

キョセムは30年宮殿に住み、アフメト1世の死後15年間は彼女が皇子たちを敵から守りずっと統治してきたことを、ムラトに思い出させ、

「帝国と私のことよ」 と言い切った。

さてムラト皇帝はどうするだろう?

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