オスマン帝国外伝シーズン4のセリム皇子とバヤジト皇子について語る役者たち
トルコである方が気が付いたのですがセリム皇子とバヤジト皇子の間違いに気が付きました。
人は成長するとかなり顔かたちが変わる方が多いですが、目の色だけは変わりません。
ところがセリムは最初は茶色でエンギン・オズトゥルクさん演ずるセリムは薄い緑です。反対にバヤジト皇子は小さいときは茶色ではなかったのですが 、アラス・イーネムリさんのバヤジトは茶色です。
なかなか細かいところをチェックなさる方がいられるんですね。トルコの友人の話では薄緑色の目が好まれると聞きました。(私はやっぱちゃいろがいいなあ)
ということで本題はに入りましょう。
下の動画はオスマン帝国シーズン4で皇子として活躍したエンギンオズトゥルクさんとアラスイーネムリさんがこのドラマについて話している動画です。その中で二人とも役柄の人物についてすごく勉強なさっていた語っていました。
アラスさんはこのバヤジト役の前に生まれつき手足のない役を演じてていました。それはやせた役だったのですが、バヤジト役では筋肉のある強い体にならなければならないため、それにふさわしいようにキロを増やすために苦労されたようです。
また実際にスレイマン大帝とバヤジト皇子の間では数多くの手紙がやり取りさせそれがかなり多く現像しています。その手紙をすべて読んだようです。
エンギンさんはこの動画からもわかるように、物静かな感じで、一歩後ろに下がっているようなシャイな感じのする方です。
セリム皇子についてエンギンさんは、「もし自分の自由と安全を保障してくれるなら皇位はいらないと考えていたのではないかと思う」と語っていました。
シーズン4のセリム役のオーディションが行われ、他にもそれに参加した方がいたそうです。オスマン帝国外伝の産みの親ともいえるメラル・オカイさんが生前「セリム役ならエンギン・オズトゥルクさんよ」と話していたらしく、それで決まったのではないかと、エンギンさんは話していました。
脚本家メラルさんは2012年4月9日、まだオスマン帝国外伝のドラマを執筆中に亡くなりました。肺がんでした。
ですのでエンギンさんが実際出演したシーズン4の脚本は書けませんでした。でも彼女の意向がこんな形で反映されていたなんて、とてもうれしいことです。
もし彼女がシーズン3も4も書いていたら、ドラマはもっと違った感じになっていたことでしょう。セリム皇子をもう少し違った形で描いてくれたかもしれません。
セリム皇子は酒飲みで統治が下手で、ヌールバーヌーの言うとおりにしかしないような弱い男のイメージでえがかれていましたが、メラルさんだったらもっとセリムの内面にスポットをあてて、人間の弱さをやさしく包み込むような形で描いてくれたと思います。その弱さは現代の私たちにも共通する何かで、私たちはそれにきっと強く共感したことでしょう!
ムスタファ皇子が亡くなった後、ある事件が起こりその後マヒデブラン妃への援助をスレイマンは打ち切りました。
でもセリム皇子が皇位についた後はマヒデブラン妃に給金をわたし続け、彼女をを最後まで面倒見たのはセリム皇帝だったことはセリム皇子の違った一面を見ることができると思います。