新・オスマン帝国外伝～影の女帝 キョセム～エピソード24の２あらすじ
イスケンデルは皇帝の前に連れ出された。
そして皇帝とイスケンデルは二人で話をし始めた。ヒューマシャーはブルーの服を着たキョセムを通り過ぎ、皇帝の部屋へ向かおうとした時彼女をを呼び止めるキョセム。
「皇帝は私の言うことをきいてくれますわ」と彼女が言うと「今まで真実を隠してきたのに、聞くとお思いですか」とキョセムは厳しく言うが、
「イスケンデルは去るところだったのに。彼を送り出そうとしていたのに。みんなが平穏に過ごせるはずだったのに」 と言うヒューマシャー。
「おたがいうそはやめましょう。みんなが平安になる世界なんてないわ」とシビアなことを言うキョセム。確かにみんなが幸せになる世界なんて存在しない気がする。
ヒューマシャーは微妙な表情をしてキョセムを見つめそれから皇帝の部屋へ向かった。
皇帝は遺憾さをイスケンデルにぶつける。
「サフィイェスルタンとともに反乱を起こすつもりだったのか？」
イスケンデルは「私もつい最近しったのです」
「それからすぐ逃げ出そうとしたのだな？」と皇帝は言うとイスケンデルは
「逃げ出そうとしたのは事実ですが、反乱をおこすためではありません。どうした来いいか、どう考えたらいいかわからず、たださりたかっただけなのです」と静かに答えた。
サフィイェは門の前で皇帝に会うために座り込みを始めた。もちろん皇帝が合うはずもないのだが・・・
イスケンデルはメフメト王子の元へ連れていかれた。メフメトはよろこんだ。 イスケンデルの処分はどうなるのだろうか？
家に戻ったズルフィキャル。ヒューマシャーは心痛で寝込んでいた。弟が捕まえられたのだから仕方がない。
彼女は
「秘密を打ち明けたのに、あなたを信じたのに、あなたは何をしたの！弟をキョセムに売ったのよ」とズルフィキャルを責める。
彼はイスケンデルの命が何とかたすかるように頼むというが、皇帝は許すだろうか？
それにしても皇帝の様態はあまりよくない。ついに血を吐いてしまった。その時デルヴィシュの言った言葉を思い出していた。 デルヴィシュは輝く皇帝の未来を夢みていたのだった。
ようやくサフィイェの願いが叶い、皇帝はサフィイェに一度だけ会うことになった。サフィイェは皇帝にお願いする。皇帝の慈悲にすがろうとし「イスケンデルを許してくれ」と涙ながらにお願いした。
だが皇帝は「終わったか」と一言言葉を発し去っていった。
