バヤズィトとララはセリムを監視しているが・・・（オスマン帝国外伝シーズン4ハイライトｴﾋﾟｿｰﾄﾞ108から）

バヤズィトはララを呼び、話を始めた。

「行く前と帰ってきてからは全く違いますね」とララが言うと
「その通りだ。行くときはまだ希望があった。皇帝がセリムを選んだのでそれもきえうせたのだ」

「その悪い知らせをききました。その日からずっと寝ることは禁じられました。ですがなぜこのような決定をしたのかどうやっても理解できませんでした。ヒュッレム・スルタンは？　ミフリマーフ皇女は？リュステムパシャは？かれらがいらっしゃるというのに」
と聞くと皇子は

「ミフリマーフとリュステムはできるだけのことはしたと思うが、母は違う」とバヤズィット。
「何かあなたにおっしゃったのですか。つまりそのセリムを支援するとおっしゃったのですか？ 」

「いいや　この決定は間違いで、スレイマン皇帝が決定したことだと・・・」

「ええ、このような状態ではまだ希望があるということでね」とよろこぶララ。

「何が希望だ。セリムはマニサで私はクタハヤにいるのだぞ！」

「以前ムスタファ皇子もマニサにいられましたよ。結果は明らかです。彼はアマスィヤへ左遷させられましたよ。」

「何をかんがえているんだ？」とバヤズィトはララにきく。」

「私はあなたがが何を考えているか気になります。望みは何ですか？ 」

「セリムがマニサから去ることを望んでいるのだ」と言い、セリムの様子を事細かくに見張るようにとララに命じた。

夜になって、ララはマニサから知らせが届いたことを言いに来た。 マニサは混乱しているとのことだった。

「セリム皇子は　市場で商人の死に関与したとのことです」と伝えると、

「セリムがマニサを統治することはできない。わかっていた。そうと知ったからには、ここにいるわけにはいかない。セリムはこのことを隠すだろう」 とバヤズィットが言う。

「このことがスレイマン皇帝に知られれば、（セリムにとって）状況は良くないでしょう」 とララ。

「さあ準備せよ。一緒にマニサへ行くぞ」 とバヤズィトは言った。
すると
「私がみてまいります。あなたはサンジャクから決して離れませんように」と言う。

マニサではこのセリムの行動を何とかしようとヌルバーヌが頑張っていたが、牢に入れられてしまった。
セリムは一般民衆を手にかけてしまったのだから左遷されても仕方がないことだろうが、
バヤズィット達はこの出来事でセリムをマニサから追い出すことができるだろうか。