「愛しのホロ」感想AIと人間が恋をできるか? AIによるハッキングはどうさばかれる? 自我が芽生えたAIの人権問題 は

AIと人間が恋をできるか?
AIによるハッキングはどうさばかれる?
自我が芽生えたAIの人権問題 は?

このドラマはAIを搭載した物理的なロボットと人間の関係をあつかったものではなく、物体のない映像のみで表現されるAIです。
 電力とそして眼鏡さえあればいつでもどこでも人間の形を映し出し、AIと自由に語ることができます。

AIホロはインプットされた情報は何でも答えられます。ただ人間に比べてファージーな感覚を理解することは難しいです。

この素晴らしい発見を盗み取ろうとする輩も出現し、ドラマはミステリアスにも展開されます。

AIホロの製作者は謎に満ちた人物です。デフォルトのホロと同じ外形を しています。製作者は自分をモデルにしてAIホロを製作したのです。

眼鏡会社に勤めるOLにひょんなことからそのめがねが渡り、ドラマは恋愛ものに発展。そのOLはAIのホロに恋してしまいます。
はじめ戸惑うAIホロでしたが、次第に愛すること、愛する者の悲しみに寄り添い涙を流すことなどと言う奇妙な行動をとるようになります。
これは製作者にとっては重大なバグとして認識されます。そこでテストが開始されます。
製作者は原因がわからず、ドラマは面白くなります。

もともと製作者とAIホロは小さいうちから仲良しで、製作者ナンドにとってはちいさいときから唯一の友でもありました。

ナンドはホロを守るために自殺演技までします。と言うんもホロが自らの意志?でハッキングしてしまい、それを自分がしたことにしたのです。

AIに意思なんてあるのでしょうか?AIが意思を持って言うのはたぶん、大量のデータによって機械学習(ディープラーニング)をしてきたAIがそ学習を基に自ら新しい考え、行動を創り出すということだと思いますが、このホロはそれができるみたいです。
製作者も最初はバグだと思っていたのですが、後に自我を持ったと判断するようになりました。

 しかし それはやはり新しくAIが作り出したものではなかったのです。

この自我を持ったようにみえたAIホロ には、製作者ナンドも知らなかったコードが埋め込まれていたのです。それではそのコードはどうやって出現したんでしょうか?

誰が?
いつ?
どこで?
どのように?
なぜ?
と言う質問に答えることでコードの意味を理解していただけるかと思います。

ナンドの母が
ナンドがちいさいころに
ナンドの母の研究室で
母の専門分野だったAIの知識を利用して
息子のナンドが愛し、愛される人になるようなりナンドが幸せになるため、AIのホロに手助けさせることを目的とした。

ということで、製作者ナンドの知らなかったコード、このAIの本来の目的はなんとナンドを幸せにするためのものだったのです。母の思いがコードと言う形になって現れたんですね。まさにヒューマンドラマです!

このコードが最後の最後で彼の母が望んだとおり、ナンドの命を救うことになります。
これはかなりすごい展開でした。

一方ナンドもホロを助けるために何度も自分の危険を身にさらします。この二人の友情? は今の時代の人間同士で派あんまり見られることのない光景です。「走れメロス」的なものです。

しかしホロはナンドと彼のユーザーを助けるためにハッキングして、停電させたり、車を自由に動かしてしまいます。
その罪が問われることになります。今まだ法が整備されていない分野の事件ですが、AI自身が起こした事件では、結論は決まっているようです。

破棄です。

ホロは危険AIとみなせれ破棄されることになります。それを助けるために何度は自分がハッキングしたと見せかけたんですね。

最後はホロ自ら廃棄することを決定し、この世から消えていきます。
ホロが消える前、自分が去った後でも彼との思い出は残る

と言いながら消えていくときは涙なしでは見られません。


それから時が流れ~‘
 ナンドの義理の姉の結婚式のシーンとなります。式はハッピーに催され無事終わります。

最後に家族と友人と一緒に記念写真を撮ります。
その写真にはAIホロの笑顔も一緒にうつっていました・・・(よかった、よかった)

AIの人権問題は以前読んだ「人工生命」の本の中にも触れられていました。
この先科学技術が進歩して自ら考え意思決定する人工頭脳搭載のロボットとどのようにつきあっていくのか?という質問に、その本では「共存の道を模索する」ことを提案していました。

でも実際AIがどのような善の自我を持つように作られたとしても、それを使う人間が使い道を間違えれば、AIは人類を滅ぼすことにもなりかねません。

また今回のように、善意で人間たちを助けようとして行ったAIの行動が、自らを廃棄するという結論に至らせてしまう側面もあります。

さらにそもそも論で、AIに人権(AI権かな?)があるかと言う問いから考えなければならないのかもしれません。

皆さんはどう思われますか?
自我の芽生えたAIには人権のようなものが生まれると思いますか?
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