新・オスマン帝国外伝 キョセム（Muhteşem Yüzyıl: Kösem）エピソード15の2あらすじ

ムスタファの姉がムスタファを連れて逃げ出し兵士たちに訴えた。追いかけたキョセムは捕まってしまった。兵士たちはキョセムたちが隠れていたメレキの家に向かうが見つけ出すことはできなかった .

メレキがうまく彼女たちを隠したのだ。連れていかれるキョセムを見てメレキはジェンネトに尋ねた。「私たちのスルタンはどうなってしまうのですか？」

ジェンネトは「サフィイェスルタンは彼女を生かしてはおかない。神よ、お助けあれ」と答えた

キョセムは死んでしまうのだろうか？

メフメト王子に連れられたキョセムのもとにようやくたどり着いた小姓頭だったがその時すでにキョセムはいなかった。

宮殿に連れていかれたキョセムはサフィイェの前に膝まずく。サフィイェは物言わず彼女に平手打ちを食わせた。それから指輪を触りながらヒュッレムの話を話し始めた。なぜならその緑色の指輪はヒュッレムの者だった。ヌールバーヌの侍女がヒュッレムの遺体から盗みそれをヌールバーヌがはめた。そののちヌールバーヌの子の配偶者サフィイェに渡ったのだそうだ。彼女は

「今日からムスタファの時代が始まる」といい、キョセムの命を奪うと脅かす。

キョセムはその脅かしには動じなかったが、そこへビュルビュルがやってきたので、「彼女の首をゆっくりしめてから、海に投げ捨てよ」とサフィイェは命じた。ビュルビュルは部下の者にそうするようにつたえると、キョセムは「もし勇気があるならあなたがやりなさい」とビュルビュルに言う。キョセムは連れていかれ首に縄をかけられた。彼女が最後に思い浮かべたのは皇帝と息子メフメトの姿だった。彼女は最後まで目を開けたままだった。

ムスタファも皇帝の服に着替えサフィイェの元へ連れてこられた。

ムスタファはみんなの前に立たなければならなかった。心配そうなムスタファ。怖がるムスタファ。うつむきながらゆっくりと玉座に向かうムスタファ。座ろうとするが足が地面につかないほど彼は小さかった。

そこへ小姓頭とメフメトがやってきて止めようとするがすぐに捕まってしまう。満足そうに陰からムスタファを見つめるサフィイェだった。

一方船でイスタンブルに向かう皇帝たち。デルヴィシュは大けがをして意識を失っていた。ムラトパシャと皇帝はデルヴィシュのことを話していた。なんでも彼から教わったというのだ。だが皇帝は宮殿がのっととられたことを知らなかった。

宮殿ではまさにムスタファが玉座につき皇帝になる式が始まろうとしていた。ちょうどそこへ馬に乗ってアフメト皇帝が現れる。

サフィイェの顔はまっ蒼になる。すぐに逃げ出し指輪の中に入っていた毒薬を飲もうとするがアフメト皇帝に見つかってしまうサフィイェは死ぬことはできなかった。

反乱に加担したものはみな処刑された。

小姓頭はキョセムを探そうとした。だがもうすでにキョセムは殺されたと知り、絶望する。

皇帝は小姓頭を見るなり大声で怒鳴り始める。小姓頭はおそるおそるキョセムが亡くなったと皇帝に伝えた。皇帝はショックのあまり口がきけず耳も聞こえなくなってしまったようだ。

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