新・オスマン帝国外伝～影の女帝 キョセム～ シーズン1の31話 あらすじ

皇帝はヒューダイ　ハズレトレリを訪れる。
そしてファフリイェの罪が重いことを彼に話すが、ハズレトレリは誰でもこのダールルエマーンの門をくぐった者は安全です。引き渡すことはできません」と答える。
皇帝はそれを受け入れる。信じられないことだったが当時駆け込み寺は本当に存在したのだ。「会うことはできるのでは？」ときく皇帝に頷くヒューダイ・ハズレトレリ。

皇帝はファフリイェに会う。「そしていつかあなたはここを出るだろう。その日あなたにはいくことのできる門はない」と言う。

オスマン家の血を絶やそうとした彼女を皇帝は許すことはないだろう。その時皇帝は誰がファフリイェに命じたかを知ることになる。クリミアの王子で、ジンギスハンの子孫のシャーヒン・ギライだった！ 

明日は金曜日だ。
エスキサライに追放されたサフィイイェ前母后は息子のシャツに字を書いた者のところへ行くことになっていた。そこは向かい岸のウスキュダルだ。悲しい日々が続くサフィイェにとって良い日になるかもしれない。もし息子と会えたならどんなにうれしいだろう。 

次の日前母后は会いに出かけるが、彼女は息子に会えなかった。シャツを持っているイスケンデルはそこへ向かったのだが兵士に呼び止められ、イエニチェリの宿舎に戻された。こうして彼はいくことができなかった。

ズルフィキャールはバルコンにいた。皇帝が入ってきたのにも気づかなかった。なぜなら彼は悩んでいる。 デルヴィシュのことだった。

少し前デルヴィシュに呼ばれた彼はデルヴィシュがファフリイェと一緒にいたことを黙っているように言われたのだ。ズルフィキャールは皇帝に嘘をついているデルヴィシュをどうするだろう？
皇帝に「どうしたのか」と聞かれた彼はやはり真実を答えてしまった。

母、キョセムそしてデルヴィシュ愛する者たちの状態に皇帝は失望していた。
皇帝の失望は尽きない。次の日戦場から逃げ出したナスーフパシャが御前会議に現れた。

そこではパシャがジェラールとの戦争で戦わず逃げたことが明らかにされ、彼の今後をどうするかを御前会議で決めることになった。

皆が「戦いで逃げるのは死に値する」というと彼は「イスタンブルから援軍が送られてくる予定だったのに誰も来なかった。もしそのまま戦えば軍は全滅しただろう」と言う。
この話は本当だった。天候のせいで援軍は到着できなかったようだ。
ナスーフは助かった。だが彼はサフィイイェ前母后の忠臣なのだ。要注意人物だった。


キョセムと言えば皇帝に会いに行くがハスオダバシュのズルフィキャールに断わられ、会うことができない。
その苦しみをジェンネトに話すキョセム。
「私が愛のほかにはすべてをあきらめたのに、アフメトは私の愛を無価値だと思っている」というと、

「愛なんてわからない、だが誰かを深く信じれば信じるほど、裏切りも深くなるのよ。でも悲しまないで、よくなるわ。皇帝の心をまたつかむことができるわ。」と励ます。 なぜかこの時アではジェンネトはキョセムと友達のように気軽に話している。
キョセムはあることを思いつく。ジャスミンの花束と手紙を皇帝の部屋に置いたのだった。キョセムと言えばジャスミンの花だ。その花を見た皇帝はキョセムのことを思い出したが、返事をすることはなかった。
このことはキョセムは心をかたくなにした。それからというものキョセムも皇帝に対して心を閉じたのだった。こうして時は過ぎていった。

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