新・オスマン帝国外伝~影の女帝 キョセム~ シーズン1の27話 10の4

27話
キョセムはお祝いの日に真実を知る女官をジェンネトに会わせる。そしてジェンネトはついにサフィイェが彼女を陥れたことを知る。

婿になるデルヴィシュは母后と話す。母后は「自分への思いをすべてなくすように」と言うとデルヴィシュも「そうしようと思う」と答え去っていく。2人の愛はこうして破れた。


デルヴィシュは結婚式の前夜シャーヒンを亡き者にしようと刺客を送るが,
シャーヒンは強かった。武器もないし長く食べ物もよく食べてないので弱っているにもかかわらず相手をやっつけた。

母后は結婚式のために宮殿にやってきてアフメト皇帝と久しぶりに会った。アフメト皇帝はまだ母を許してない。

アフメトはムスタファがどんなに自分にとって大事か母に説く。もし彼を失ったら自分は残虐な父親と同じになってしまうのだと・・・ 

母は彼の気持ちがよく分かったが怖かったのだという。二度としないので許してと頼むが、アフメトは席を立ってしまう。そしてファフリイェにブローチをつけにいく。

真実を知ったジェンネトのところへキョセムがやってくる。

キョセムは「ファフリイェの秘密を教えて」と言う。

彼女はいまではなく将来を見据えているという。

そのためには前母后をハレムから完全に追放しなければならないと考えていた。


だから父親がサフィイェ前母后に殺されたときも黙って耐えたというと、ジェンネトは「大きな夢だわその夢におしつぶされるわよ」と言いその時はまだ秘密を明らかにはしなかった。

キョセムが去った後ジェンネトは虚脱感に襲われ、ベッドに腰を掛けていたそれはそうだろう半生かけて忠誠を尽くしてきたサフィイェ前母后が実は彼女のカをにやけどの跡を残した黒幕だったのだから・・・。

彼女の人生はサフィイェによってつぶされてしまった。その彼女はゆっくりと立ち上がり鏡のほうへ歩み寄る。 そして自分の傷つけられた顔の痕を鏡で見ながら、失望し、鏡を割る。

もう一人絶望している女性がいた。ファフリイェだった。彼女は結婚式を終えて悲しそうに部屋に戻ると、デルヴィシュが入ってくる。

ファフリイェはデルヴィシュを拒絶した。 
二人はお互いに違う人を思いながら結婚した。政略結婚だった。

その夜アフメト皇帝は再びカテリーナを呼ぶ。そのことを知ったキョセムは部屋に戻り泣き始める。

そして侍女にそして
 
「二度目よ、今やめさせなければ、私の生末もほかのみんなと同じになるわ。」
「何ができるの?」と侍女。
 
「戦うわ、アフメトを失うことはできないわ、私の人生で手に入れられたものは唯一アフメトの心だけだもの、たたかうわ!」と言って彼女は飛び出ていく。
皇帝のところへ向かったのだ。 そして、新任のハスオダバシが「だめだ」というのにキョセムは許可なしにアフメトの部屋に入っていった。 この強引ンあ戦法は今回は成功し、カテリーナは追い返された。 とはいうものの、なんともわけがわからないのがアフメト皇帝だ。一体何を考えているのだろう? すぐに心が変わる。

その夜アフメト皇帝の子供が生まれる。
男の子だった。名前はオスマンと名付けられた。
キョセムもその様子を見に来る。
ハリメも複雑な思いで赤ん坊を見ていた。 だがエスキサライの母后はその知らせを聞いて子を心から喜んだ。

鏡を割ったジェンネトはその後どうなっただろう?

彼女は心を決めたようだ。赤ん坊を抱いてみんなの前に出て得意そうなサフィイエをみながら、彼女はキョセムに

「ファフリイェが皇帝とムスタファに天然痘をうつした」

と伝える。この瞬間サフィイェとキョセムの立場は完全に逆転した。

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