新・オスマン帝国外伝~影の女帝 キョセム~ シーズン1の29話後半、30話前半 11の3

29話後半
マフムト・ハズレトレリの修行場を訪れたキョセムとアフメト皇帝。
 
ちょうどその時マフムト・ハズレトレリはアブテスト(礼拝のための清め)をしていた。

その水をアフメト皇帝が注ぎ、キョセムがタオルを渡した。
キョセムは小声で

「みんなが彼は奇跡を起こすと言いますが、みせてもられるかしら?」と皇帝に話しかけたのを聞いたハズレトレリは、

「皇帝が私のようなもののために水を注ぎ、その妃がタオルを渡してくれることが奇跡のほかのなにものでもないでしょう」

と答えた。確かに天下の皇帝がアブテストの水をぐことは考えられないことだ。
それほど皇帝にハズレトレリは敬愛されていた。これは実際に会った話で今なお語り継がれている。

それからキョセムは入り口に記された文字を見て、 「ダールルエマーンと書かれてあるけれどどういう意味なの?」ときく。
「ここは誰にとっても安住の場だ。たとえ罪を犯したものであってもだ」と皇帝はいう。

キョセムはここでもみんなに受け入れられた。そこにはサンバをしていたという女性がいた。彼女が言うには

「あなたは身ごもっています」と言うと、キョセムはよろこんでみんなにピアスと持っていたお金をすべて渡す。

皇帝はここに来た理由、そう、夢の話をすると、マフムト・ハズレトレリは「心配しないでください。あなたは勝利するでしょう」

皇帝は戻るとカテリーナがいなくなったと知る。皇帝は怒り、カテリーナを連れ戻し、キョセムに度を越えないようにと忠告する。皇帝の心はキョセムから離れていくが、キョセムは身ごもったことに満足していた。

ファフリイェのことをキョセムは黙っていることはなかった。

デルヴィシュを使って罠をかけ、彼女にメフメトへの手紙を書かせる。

その手紙はデルヴィシュに奪われ皇帝の手に渡る。

ムラトパシャはイスケンデルたちを連れて戦いに出かける。

そのため別れのあいさつに来た。ムラトパシャは、キョセムに忠告したいことがあるという。

この男はクユジュと言うあだながついていた。キョセムが

「なぜクユジュと言われるのか」尋ねると、彼は

「その昔敵を深い井戸に投げ入れたからそういわれますが、真実はこうです。何年も前的に追われて井戸に落ちてしまいました。

そばには拳銃があり、その中には弾が一つはいっていました。

自分に引き金をひき、痛みから楽になろうとしました。

その時私の馬が私をているのに気が付きました。

足は折れ、私にお願いするようでした。

私は自分自身よりも馬のことを先に考えました。

それで彼を楽にしました。

その時からずっと私をみんなはクユジュと思い出します。」

一発しかなかった拳銃の弾を自分の馬のために使った。

この話を聞いてキョセムは感動した。慈悲と無慈悲は紙一重だと彼女は考えていた。
そのパシャは

「サフィイェは以前影の政府を作った。今も彼女が君臨している。

彼女の統治をキョセムスルタンがやめさせることができる。

だがサフィイェのように陰で事をなさないように、太陽のように輝くように」

と彼はキョセムに熱く語るのだった。

パシャの言葉には重みがある。

彼は皇帝が安泰であることを心から願っていた。

安泰のためにも女性には女性で対抗しなければ勝てないことをキョセムに伝えたかったのだった。

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