新・オスマン帝国外伝~影の女帝 キョセム~ シーズン1 24話後半・25話前半 9の4

24話後半
「サフィイェ・スルタンを宮殿に残すように」と言い出すキョセムに驚く皇帝。
そしてさらに驚かすことを彼女は話し出す。ハンダンがムスタファを殺害しようとしたことを言ってしまったのだ。
急いでハンダンのところへ行く皇帝。怒りに狂い怖い顔をしてハンダンを見つめる。そして手を上げようとするが皇帝は思いとどまり、代わりにテプスィをひっくり返した。

キョセムはサフィイェのところへ行き「父親を渡して」というと、「まだまだよ」とサフィイェはいう。ここに残るとの決定を得た後であわせるというのだ。
キョセムにも考えがあった。父親を救出した後、真実を皇帝に話すつもりだった。サフィイェはこのことをキョセム付きの侍女(サフィイェの間者)からきく。

デルヴィシュとサフィイェはバルコニーで話す。サフィイェはデルヴィシュを謀反人と軽蔑するが、デルヴィシュも「あなたも謀反人だ。もし破滅するなら一緒に破滅しよう。結婚式は行われるし、手紙もよこしてください」と言い返す。
わあ、皇帝の周りには謀反人がたくさんいるのだ。皇帝は生きのこれるのだろうか?

デルヴィシュはファフリイェから手紙をもらい燃やす。その手紙にはデルヴィシュがシャーヒンの命令で前皇帝を毒殺したことが書かれてあった。 これでデルヴィシュの憂いは亡くなった。
ファフリイェはメフメトギライに会いに行く。デルヴィシュが天然痘の菌のことを知ってしまったので、デルヴィシュとの結婚を避けることができないと悲しそうに言うと、「決してそうはさせない」とメフメトは彼女を励ますが・・・

皇帝はサフリイェを宮殿に残すという決定を下した。そして母のハンダンを エスキサライに行くように命じた。サフリェの思いどおりになってしまった。

25話前半
キョセムはこの知らせを聞き、前母后の元へ訪れる。そして「思うようになったのだから父親を渡して」という。前母后は父親の代わりに毒消しの薬の瓶を渡す。そして「父親に毒を飲ませたの。もし間に合えば助かるわ」と冷たく言う。
薬瓶をもって全速力で父親の元へ走る。父の捕らわれている部屋に入ろうとするがカギがかかっている。カギはなかなかあかない。ようやく中にはいることができたキョセムは薬を飲ませ、「助かるわ、お父さん」と繰り返す。娘を見て 父親は「私の娘よ、綿にの天使」といい微笑むが、次の瞬間目を閉じる。 (あれ?薬が間に合ったのになぜだろう)
当惑した様子のキョセムに、侍女がこれはくすりではなく水です」と答えた。
わあ、なんということだろう!なんということ!
前母后は冷酷すぎる・・・
キョセムはこうして父親を失った

キョセムは父を失い悲しみのあまり気絶してしまった。母后が腹違いの弟を亡き者にしようとした事実を知ったアフメト皇帝は怒り母親をエスキサライへ行くよう命じた。 

目の覚めたキョセムは前母后がしたことを思い出し、彼女のところへ乗り込んでいく。そして彼女に復讐を誓うが、前母后はキョセムを気にも留めなかった。だがこれは大きな誤りだったのだ。もし父親の命を奪わなかったらキョセムがあれほど母后を憎むこともなく歴史はかなり変わっていたことだろう。

部屋に戻ったキョセムは泣きながら、アフメト皇帝を見つめる。悲しそうなキョセムに気づいたアフメト皇帝は彼女を抱きしめど、うしたのかと尋ねるが、キョセムは起こった出来事を何も話さなかった。
 
アフメトは母后の追放のことを悲しんでいると誤解して、そんなに悲しまないようにとなぐさめるが、もちろんキョセムの心の中は違う悲しみでいっぱいだった。
彼女の痛みは無実の父親を亡くしたことにあった。

彼女はいつでもアフメトと一緒だと固く誓うことで悲しみを乗り越えようとしていた。

彼女にはたよれるものはものアフメト皇帝しかいなかった。でもそのことが逆にキョセムとアフメトの結びつきを強くしていった。

エスキサライに追放された母后はデルヴィシュと今後の話をしている。

母后はデルヴィシュとファフリイェとの結婚を快く思っていないが、デルヴィシュはこれが一番いい選択だと彼女に言う。

デルヴィシュは母后のことを思っていた。でもファフリイェと結婚することに決めたのだった。

前母后はアフメト皇帝のために女奴隷たちを呼ぶ。そしてカテリーナと言う女性を選ぶ。
 
その夜赤い衣装を身にまとったカテリーナは準備をし、アフメト皇帝のそばにでかけるが・・・

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