オスマン帝国外伝と新・オスマン帝国外伝キョセムの違い ２皇帝の状況が違う

スレイマン大帝は強い統率力を持ちアフメト皇帝はそれがなかった
スレイマン大帝はとにかく強かったです。みずから遠征に13回も出かけています。
アフメト皇帝は遠征に出かけたい気持ちは強くあったのですが、彼は簡単に宮殿をあけることができませんでした。もしひとたび宮殿をるすにするなら、宮殿が乗っ取られるかも知れないと言う脅威がつねにあったのです。

実際彼が宮殿にいるときでも何度か兵士たちが暴走を始めることがありました。スレイマン大帝は26歳で皇帝につき45年以上も皇位についていましたが、アフメト皇帝は27歳でこの世を去っています。

13歳で即位したので14年ぐらいの短い統治でした。
アフメト皇帝の時代は兵士たちの暴走だけでなく、東のアナトリアではジェラーリと言う強力な反乱軍が勢力を西のヨーロッパでも苦戦を強いられていました。

宮殿内は先日書いたようにアフメト皇帝のおばあさんと母親と義理の母親とそして妻の思惑が充満して息ができないほどでした。
スレイマン大帝の時はおばあさんがいなかったです。

義理のおかあさんもいなかったです。
スレイマン大帝の弟は宮殿内にいなかったけれどアフメト皇帝の弟が宮殿内で生活していました。

スレイマン大帝には弟が一人いましたがエジプトにいました。弟の母は権力争いには一切参加していません。
スレイマン大帝は息子を警戒しアフメト皇帝は弟を警戒しました。
 

アフメト皇帝の弟自身にはそのつもりがなくても弟は反対勢力に利用され、権力抗争へと常に担ぎ出される危険がありました。アフメト皇帝は慈悲深くルールに従わず弟を生かしましたが、同時に恐怖も発生しました。
これも宮殿内で反乱がおきる理由の一つになっています。

と言うことでスレイマン大帝とアフメト皇帝の違いにスポっとをあててみました。
いかがでしたか？

オスマン帝国皇帝11代～
セリム３世　メフメト３世　アフメト１世　ムスタファ１世　オスマン２世
ムスタファ１世　ムラト４世　イブラヒム　メフメト４世