ヒュッレムのグリーンの指輪の行方2 新オスマン帝国外伝 キョセム
うん、この間サフィイェ・スルタンの指にはめられていたというのをはなしてたよね
ええ、サフィイェ・スルタンはオスマン帝国外伝にも最後のほうにちょこっと出てくるわ。
そうそう彼はスレイマンの孫の嫁?にあたるんだよ。(お嫁さんとよんでいいのかわからないけど、)孫の母親になるんだ。
ヒュッレムのあとヌールバーヌー(スレイマンの息子のお嫁さん)に渡ったのはオスマン帝国外伝で出てきたわね。
うん、そのあとサフィイェ・スルタンに渡ったけどどうやって渡ったかはドラマには出てこないんだけど、サフィイェ・スルタンから次に渡ったのがキョセムだったんだ!
そうなの?サフィイェ・スルタンの息子の嫁のハンダンかハリメかと思ったわ。
その代を抜いてサフィイェスルタンの孫の嫁に渡ったみたいだよ。サフィイェスルタンは続オスマン帝国外伝のドラマでは自分でコーヒーに毒を入れてそれを飲みキョセムの目の前で亡くなったんだけど、息を引き取るその瞬間までキョセムと話していたんだ。
えっ?それどうしたの?
その時キョセムにあげると言ったんだよ。
でもキョセムとサフィイェ・スルタンは長い間ずっと戦ってきたのわよね?
うん、サフィイエスルタンは息子のメフメト3世が亡くなった後、アフメト1世が皇位につくと母后はハンダンと言う方になったんだよ。ハンダンとサフィイェと仲があんまりよくなかったので、権力争いになっちゃんだよね。サフィイェはアフメト皇帝を自分の手の中に入れようとキョセムをギリシャの小さな島から連れてきたんだ。
キョセムはサフィイェ・スルタンにつれてこられたの?
うん、でも途中でサフィイェがアフメト皇帝の味方じゃないと知ったあとからは、キョセムはそれからサフィイェと熾烈な戦いを繰り広げるんだよ!
ではなぜサフィイェスルタンは亡くなるときに、キョセムにグリーンの指輪を渡したのかしらね?
それは、たぶん、サフィイェ・スルタンは戦いには負けたけれど、キョセムのことを認めてたんだよ、きっと・・・
その指輪がキョセムにふさわしい思ったのね
うん、そうだね、きっと・・・
確かにサフィイェの目は正しかったかも。サフィイェが亡くなったのち、キョセムは実の息子ムラト4世とイブラヒムの母后として、ハレムでだけではなく政治の世界でも実権を握ったみたいだから
わあ、それではヒュッレムのなれなかった母后として長くかつやくするのね。
うん、母は強し!ってかんじだよ。最初は子供を守るためっていう目的でがんばってるんだけど、でも時には子供を守るという気持ちと自分の権力保持の欲求とがまじりあってしまって、純粋に母としてという感じではなくなるけどね。
??? そうかしら?ヒュッレムもキョセムも子供たちを守るために戦ってきたのだと思うわ。それで、その後はどうなったのかしら?
キョセムの遺体から抜き取られたグリーンの指輪はその後トゥルハン母后(メフメト4世の母)の指で輝くことになりました。今はどこにあるのかわかりません。