新・オスマン帝国外伝~影の女帝 キョセム~  シーズン1 14話 5-4

部屋に戻ったファフリイェは手に小瓶を持っていた。彼女は皇帝の好きなアーモンド入りのスイートをもって皇帝のところに謝りに行く。皇帝はただに来たというファフリイェと仲直りできた。宦官は皇帝がお菓子を食べようとしたところ、毒見の者に先に食べるように命じる。その時問題なかったので、皇帝はおいしそうに食べ始めた。底家弟のムスタファも来た。彼もそのお菓子を食べようとする。ファフリイェは慌てて彼ウィ食べないように勧めるが、ムスタファは一口食べてしまう。
でももし皇帝が亡くなったとしてもメフメトギライの問題は解決しないだろう。なぜならハリメはギライたちを毛嫌いしているから、メフメトを許すはずがない。

夜中そっと宮殿を抜け出すデルヴィシュ。彼はどこへいくのだろう?なんとシャーヒンに会いに行っていたのだ。その昔困っていた彼をシャーヒンが助け、デルヴィシュはシャーヒンに忠誠を誓ったのだった。レイハンもデルヴィシュもクリミア側の者だった。デルヴィシュは嶺南のようにシャーヒンに忠誠をつくし続けることはしなかった。今はたぶん自分と皇帝のために働いているように見える。


アナスタスィアは母后によばれる。母后は皇帝がアナスタスィアに恋していると目でわかるそしてアナスタスィアも彼に恋しているというと、アナスタスィアは
「わからないのです。愛とはどんなものですか。つまり愛していることをどうしたらわかりますか?」
無垢なアナスタスィアは恋心さえ知らないのだった。そこで母后はこういう。
「もしあなたが昼間に目を閉じたとき。または夜眠っているとき夢でそのものが見えるなら、それはその者をあなたが恋していることよ」
それか母后は豪華な多くの服を見せる。アナスタスィアは赤い服に目を止める。とても気に入ったようだ。母后は惜しげもなく「これはこれからはあなたの者よ」と言ってその高価な衣装をアナスタスィアに与える。それだけでなく、アナスタスィアが傷ついた顔をみにくいと思っていると知ると、ヘアリストを呼ぶ。
彼女の髪はつけ下をしたらカールしたりしてとてもかわいらしくなった。当時髪の毛をカールする道具があったのにはびっくり!

アナスタスィアは母后の言葉を証明するかのように寝ても覚めても皇帝が見えるのだった。アナスタスィアは自分が恋をしていることをようやくわかった。そして赤い衣装を着て、香水をつけ皇帝のもとに向かう。
そして「夢であなたを見るの」と言ってやさしく口づけする。二人の心はようやく結ばれたが、アナスタスィアはその日脱出するつもりだった。
皇帝を残してアナスタスィアは秘密の通路へと向かう。今回はアレックスがちゃんとドアの杭を開けてくれた。
ついにアナスタスィアは宮殿の外に出ることができた!自由になったのだ!急いで波止場に向かう。
だがその途中アナスタスィアは急に立ち止まる。

「アフメトを残してはいけない」

と彼女は思った。彼女にとって皇帝は家族よりも大切な存在になっていたのだった。
驚いたのはアレックスだろう。危険を冒してまで助けに来たのに最後の最後でアナスタスィアは気を変えたのだから。

人の本当の気持ちは切羽詰まらないとわからないことが時々ある。アナスタスィアはようやく自分の本当の気持ちに気づいたのだ。アフメトと別れられないと・・・

だが宮廷では大変なことになっていた。皇帝に毒が回り始めたのだ。皇帝はアナスタスィアの名を呼びながら立ち上がろうとするが、倒れてしまう。

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