新・オスマン帝国外伝~影の女帝 キョセム~エピソードの17話前半 7の1

宮殿の外では民衆が丸太でドアを壊そうと懸命だ。中ではデルヴィシュたちがまちかまえている。ついに門は破られた。
民衆は宮殿に流れ込む。

アナスタスィアは白い衣装で颯爽と歩いている。そうなのだ。彼女はマフメト皇帝のそばから民衆の前へと進んでいった。アナスタスィア役は今回からトルコ人のベレン・サートと言う方にかわった。急に成長したアナスタスィアはみんなの前に出る。先日サフィイェスルタンにお願いしたが断られた言葉を彼女は民衆に語った。サフィイスルタンなら彼女を見てこういうだろう「恐れを知らぬ愚か者」と。
アナスタスィアは今にも暴動を起こそうとしている民衆を前に「アフメト皇帝が生きている」と伝えたのだ。彼女の声が民衆に届いたのか民衆は迷い始める。生きているかもしれないと思うものも出てきた。
その時突然民衆の一人が拳銃をアナスタスィアに向かって放つ。アナスタスィアに命中し彼女は倒れた。これでは誰もがもう民衆の暴走は止められないと思うだろう。
ところが彼女が逝ってしまったと思った次の瞬間、彼女はよろよろと立ち上がる。
え!と皆は驚く。
魔女なのかと言い出すものまでいた。彼女は立ち上がりこういう。
「今日誰も死ぬことはないでしょう。あなた方の家にもどってください。あなた方を愛する者の元へ、待っている者の元へ戻ってください。 お母さんへ、お父さんへ、兄弟たちへそして子供たちのところへ戻ってください。皇帝は立ち上がるでしょう。私を信じてください。今日は反乱の時ではないです。祈りの時です。私は祈っています。あなた方も祈ってください」
ブギュンキムセ オルミエジェク エヴレリニゼ ドヌン。スィゼ セヴェンレレ、ベクレイイェンレレドヌン。 アンネニゼ ババヌザ カルデシニゼ チョジュクラルヌザ ドニュン。 イナヌン バナ フンキャールムズ アヤア カルカジャク。ブギュン イスヤン ヴァキトデイル。ドゥアーエティメヴァキティ。ベン ドゥアー エディヨルム。スィズデ エディン。
と皆に皇帝のために祈るように促すと拳銃で撃ったものが「罠だ」というが、みんなはアナスタスィアの言葉で家に戻り始めた。
こうして反乱は止められた。
アナスタスィアは胸を押さえながら宮殿の中へ入っていき、ドアがしめられた。
皆は驚くしかなかった。中に入るとギョルゲが待っていた。

「どうやって助かったの」とハンダンがきくと、アナスタスィアはジェヴシェンを見せる。そうなのだ!ジェヴシェンが彼女の命をすくった!

シャーヒンもなにがおこったのかわからなかった。メフメトはファフリェを危険に晒したことを怒るとまた二人は言い合いが始まった。

重要な役割を果たして気を失ったアナスタスィアは目が覚め、皇帝のところへ向かう。その後ろ姿を見たビュルビュルはアナスタスィアを賛美する。そして見たことを女奴隷たちに語るのだった。彼は彼女がまるで道をし、道に導くキョセムのようだったという。キョセムと言う名はビュルビュルがつけたらしい。彼女もこの名を気に入り、長い長いキョセムとしての人生が始まった。

カレンデルにつかまったイェニチェリの長は皇帝が亡くなったことを聞く。カレンデルは彼を味方につけようとするが、長は拒否する。そこにはもう一人重大な人物がいた。ラシャだ。エディルネに行く途中襲われて亡くなったと思ったが、彼女だけは助けられたようだ。カレンデルの手の中にアフメトの子を宿した女性が今いるのだ。 

今後のことについて母后と重臣たちが話あっている。「もしオスマン家の血が断絶したらその時、皇位につくのはメフメト・ギライだ」と母后は公言した。
さてメフメトは皇位につくんだろうか?

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