新・オスマン帝国外伝~影の女帝 キョセム~ エピソード9話

迫り狂う兵士たちの前に、エジプトから戻った高官たちが出てきて、兵士たちを鎮める。
そして今日給与を支払うと宣言したのだ。
先ほどはないから払えないと言っていたのに急に払うというと、さらに兵士たちは騒ぎ出す。皇帝が「だましたんだ」と言い出した。
パシャたちは続ける。「この給与は母后の個人的な財産から支払われる」と発表する。兵士たちは「母后サフィイェ・スルタン万歳!」と叫び喜ぶ。

こうしてどうにか兵士たちの暴走は食い止められた。

一方その様子を女性たちは正義の塔から見ていた。母后に皇帝の母ハンダンが「あなたの孫です。助けてください」と頼むが母后は冷たく彼女を振り払う。そのため乱闘騒ぎにまで発展したのだ。
母后の計画は宮殿に戻ることだったので、皇帝が危険に晒されることは二の次だった。
たぶん皇帝が亡くなればまた違う皇帝を立てればよいと覚悟していたのだろう。

皇帝は母后に屈したと感じ憂う。するとデルヴィシュは「今日は負けましたが、次の日はまた違った日になるでしょう」と言って即行動を起こした。
まずその夜、反乱を先導した2人を処罰し、さらにその日のうちにサフィイェ母后の側近たちを左遷するかやめさせた。 朝母后が気持ちよく目覚めるとあたりには人影がなかった。
だがこの迅速な行動が今後皇帝と母后の争いを激化させることとなった。

この日はもう一つ大きな変化が起きた。この緊迫した様子を見ていたのは母后たちだけではなかった。アナスタスィアも一部始終見た。
彼女は急に皇帝に会いたくなり彼に会いに行く。そして「とても死が怖い」と話しだす。

彼女は以前捕らわれの身よりは死んだほうがましだと言っていたが、そのかんがえがかわったのだろうか?
いやそうではなく皇帝アフメトが死ぬかもしれないと思った瞬間、死の恐怖を感じたのだった。
アナスタスィアは皇帝の死を恐れた。アナスタスィアはようやく自分の気持ちに気づき、皇帝の前で素直になることができたのだった。これは不幸中の幸いかもしれない。

もう一つお知らせしなければならないことがある。先日皇帝にぶたれたイスケンデルのことだ。彼はそのごとじ込められていたが、皇帝に呼ばれる。皇帝が判決を下すとのことだった。
みんな彼は死ぬだろうと思った。彼も死を覚悟し、何か大切なものを仲の良い兵士に渡し、「死んだらこれを墓に一緒に埋めてくれ」と遺言を残した。
宮殿の秘密の庭に連れていかれたイスケンデルはそこで皇帝と一緒にいるアナスタスィアとも会うことになる。
イスケンデルはどうなっちゃうんだろう?

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