新・オスマン帝国外伝~影の女帝 キョセム~ エピソード8の2あらすじ

20話前半
バルコニーで外を眺めているキョセムは憂鬱そうだった。皇帝が来て「どうしたのか」と尋ねると、未来のことを心配していると答える。

あの占い師が言った言葉を考えていたのだ。占い師は皇帝を救うのと引き換えに、キョセムの愛する者そしてこれから愛するだろう人々が彼女の目の前で死んでいくことを告げたのだ。確かに占い師の予言は当たった。彼女は史実でも夫や子供たちに先立たれている。そして最後はキョセム自身も・・・

サフィイェはエスキサライへ行く準備を始める。廊下でビュルビュルに会ったキョセムはここに残れるようにもできると彼に申し出るが、ビュルビュルは決してサフィイェハートゥンを裏切らない。

どこまでも彼女についていくと断る。キョセムもビュルビュルのことを心配しているようだ。二人は今は立場上敵関係にあるがお互いを気にしているのは確かだ。

こうして準備のととのっつたサフィイェ・スルタンは別れのあいさつに皇帝のところへ向かう。だが挨拶絵をしている途中彼女は倒れてしまう。
唇からは血が・・・

あらまあ本当に病気になってしまったようだ。皇帝は無慈悲なほうではなかったので元気になるまでエスキサライに行くことは延期された。

よろこぶサフィイェたち。ところがみんなが出ていくとサフィイェはすくっと立ち上がりベッドに腰を掛け口から何かを吐き出す。彼女は口の中にハトの心臓を入れていたのだ。唇から流れていた血はハトの心臓の血だった。
病気はトリックだったのだ。
それからキョセムに対するサフィイェの計画が始まった。ジェンネトの恋人はキョセムの父に伝言するよう命じられる。彼は言いつけ通りキョセムの父親を訪ねる。そして「キョセムに合わせるから一緒にすぐ行こう」というとキョセムの父はよろこび急いでドアを開け出かけようとする。
だがドアの前にはアーたちが待っていた。次の瞬間キョセムの父は頭をたたかれ気絶する。そしてどこかへ連れていかれた。

皇帝はイエニチェリを訪れる。そしてアナトリアの反逆者を倒しに行くよう命じる。そこへイエニチェリの長が戻って来る。わあ!あれだけ多くの敵から彼は逃げることができたのだ!でもラシャはどうしただろう?

イエニチェリの長ズルフィキャール(Zülfikar)は反逆者・カレンデルのことと身ごもっているラシャが生きていることを話す。
皇帝はすぐにも彼らを征伐に行くと決めすぐに出発した。サライにいるデルヴィシュもハンダンもこの知らせを皇帝が出かけた後に知る。デルヴィシュはすぐに追いかける。

初めてアフメト皇帝が宮殿から離れた出来事だった。このことはサフィイェの望んでいたことだった。サフィイェはさらに計画を進める。

孫のムスタファを呼び懐柔しようとする。サフィイェはハリメに提案をはなす。提案とは彼が戻る前にムスタファを皇位につけることだった。ハリメに協力するかを考えさせる。ハリメは彼女を信じ、手をくむのだろうか?

ハリメは信じなかった。だが彼女からムスタファを護り、逃がすことはできなかった。ハリメも苦しんでいたのだった。

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