ナーゼニン(ヴァレリア) オスマン帝国外伝登場人物

ナーゼニン(ヴァレリア)はベネチアではヌールバーヌーの召使をしていた。ある時突然ヌールバーヌーの家が襲われ二人はさらわれた。そしてイスタンブルへ奴隷として売られた。シーズン4ではヌールバーヌーがマニサに行くまでイスタンブルで一緒に過ごしていたが、ベネチアではお嬢様だったヌールバーヌーはイスタンブルに来てからも、かって召使だった彼女を何かにつけ見下した。

ヌールバーヌーがヒュッレムの命令でセリムの側室となりマニサに去った後、ナーゼニンもヒュッレムによって、スレイマンの側室に選ばれた。

ヒュッレムが側室を選ぶはずがないと思われるかもしれないが、ヒュッレムも年には勝てなかった。苦渋の決断をせまられた。

そこで1回のみという条件でスレイマンのおそばにナーゼニンを行かせた。ところがファトマ皇女がこれを利用し何度もスレイマンに会わせることに成功したのだ。ヒュッレムは何とかして娘を産ませないように試みたが失敗に終わり、スレイマンの娘が誕生した。こうしてナーゼニンは皇帝妃となったのだった。

ヒュッレムの秘密の部屋事件もあり、スレイマンとヒュッレムの仲が冷え切っていたころのことだった。それでセリムの息子が生まれたとき、その祝いにスレイマンはヒュッレムではなくナーゼニンを連れて行った。

そこでナーゼニンはヌールバーヌーと 久しぶりに再会した。ナーゼニンは今までさげすんできたヌールバーヌーにここぞとばかりに仕返しをした。自分が皇帝妃でヌールバーヌーが皇子妃であることを知らしめ、スールバーヌーを卑しめた。ヌールバーヌーはかなり我慢していたが、ヒュッレムからナーゼニンの命を奪えという密命もあって、事故を装いナーゼニンをバルコニーから落ちるようにしむけた。

そしてナーゼニンは階下に落ち、あっけなく亡くなった。彼女は短い間ではあったけれど皇帝妃までになった。だがそれでおごったためにヌールバーヌーを過度に刺激してしまった。もしマニサでひどいことをヌールバーヌーに言わなかったら、ヌールバーヌーも密命を果たすことを思いとどまったかもしれない。

口は災いの元、沈黙は金なり。おしゃべりだからつい余計なことを私も言ってしまうのできをつけなくては・・・さもなければ死が・・・なんちゃて・・・

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