赤いリンゴかイランか? オスマン帝国外伝シーズン4 31話ハイライト

スレイマンは遠征の準備で頭が忙しい。若きイブラヒムと話したローマ征服の夢!エルカスを支援してサファヴィー朝を打倒するのか?

迷った挙句御前会議を招集した。そこには毒塗りカフタン事件で帝都に来ていたムスタファ皇子、ジハンギル皇子、リュステム大宰相、ソコルル海軍提督の面々が整列していた。残念ながらエブスードの姿は見られなかった。

スレイマンは

「オーストリアは我々に屈し、和平を求めている。サファヴィー朝の王子エルカスはオスマン帝国に助けを求めている。さらにアゼルバイジャンとシルビアンのトルコ君侯たちも彼に味方している。

さてオーストリアと和平を保ちイランへ向かうべきか?それともハンガリーに向かいオーストリアの支配下の土地を勝ち取るべきか?どちらがよいか」と尋ねる。

リュステムは

「王位を狙っているエルカスという人物がいるこの機会を逃さずイランに向かうべきです」と言った。するとムスタファは

「何年か前のイランの戦争で兵士たちが困難に陥ったことをご存知の通りです。何千人者兵士たちが戦わずに山で命を落としました」

と言った。次にジハンギルが

「ムスタファ皇子の言う通りです。イラン戦争では長期的な勝利を手にできないでしょう。エルカスにそれほど多くの味方がいるのならば、なぜ我々に助けを求めたのでしょう?」と言った。確かに味方が足りないか、または信頼が薄いかしているから、オスマン帝国を頼ったとも考えられる。(実際そうだった、戦争時にエルカスを支援する者たちは次々と彼を裏切った)

するとソコルルが

「皇子様たち、初めてイランの王子が我々に助けを求めてきたのですから、この好機をつかむべきです」と言った。

我々の赤いリンゴはローマとヴェニスだよ!」とジハンギルは反論した。

Kızıl Elma)(赤いリンゴ)はヨーロッパをさしているといわれています。)

「皇帝様、おじいさまのセリム皇帝もあなたも征服しました。けれどもその後維持することはできませんでした」とムスタファが言うと、

「その時はイランの王子が私たちの元にはいませんでした。さらにアゼルバイジャンやシルビアンも彼の味方ですぞ。彼らはエルカス王子に従うことでしょう」

とリュステムが言った。

するとスレイマンは

「私もイランへの戦争を考えている。以前タフマースプが逃げたときの報復をしていない。今こそがその時だ。まず初めにオーストリアが和平を受け入れさせた後、我々はイランへ向かおう。

フェルディナントは占領したハンガリーの土地のために年に30000金貨を払い、そこで我々の法に従うことも受け入れる。カール5世はどの書面にも皇帝と言う名を使ってはいけない。

忘れるな、今日税を払い、法に遵うことを受け入れる者は、明日には命令に従う」

と言った。最後にスレイマンが言った一言はなんだか心にひっかかる。これが支配者の考え方なのかも・・・

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