ファトマ皇女とアルカス 二人を救ったのは? オスマン帝国外伝シーズン4 36話ハイライト
二人が甘いときを過ごしていると突然警官がはいってきた。通報があったのだ。警官は「この家で姦通が行われている」というのだ。
ファトマ皇女は驚いて「姦通ですって?」と聞き返した。
一方ヒュッレムはミフリマーフに食事に招待されていた。「何があるの」とヒュッレムがきくと
「手紙のことよ。ファトマ様から届いたばかげた手紙のことです。私への侮辱をそのままにはしておかないとおっしゃいましたよね」というと
「急がないで」
とヒュッレムは頷きながら答えた。
そして
「時が来たらファトマ皇女をこうかいさせてあげるから」というと
ミフリマーフはわらって「必要ありませんわ。私がすることをしましたから」と答えた。
そうなのだ、通報したのはミフリマーフだった。だから警官が尋ねてきたのだ。警官は
「彼らを連れていけ、牢屋にぶち込め」と命じた。
「だめよ!なんという無礼な。あなたの目の前には皇女がいるのよ。私はファトマこうじょよ」とファトマ皇女が言ったが警官は
「あなたは誰をだまそうとしているのだ。からかっているのか。偉大な皇女様がなぜこのようなところにいるというのだ!それも会うことが禁じられている者と!」というとファトマ皇女は警官の言うことを聞こうともせず
「メレキはどこ?」と反対に聞いた。警官は「彼女も捕まって尋問を受けるだろう」というと
「おろかもの!もし私の言ったことが本当だったら、私が本物の皇女だったら、どうなるかわかっているわね」
と脅かした。すると経験は少し怖くなったのかアルカスの方を向いて
「ではお前は誰なのだ」と質問したアルカスは
「私はイランの王・タフマースブの弟のアルカスというものだ」と答えると、
「どうして本当だとわかるのだ?何か証拠があるのか?」と警官の態度が少し柔らかくなった。多分ファトマ皇女の威圧に負けたのだろう。ファトマ皇女はそのすきをついて「サライに言伝を伝えさせて、そうすれば真実があきらかになるわ。さもなくばあなたの結末は死よ、よくかんがえなさい」と冷静な口調で言った。
サライではミフリマーフにヒュッレムが「このことについて誰にも知らせないように」忠告したのだ。そして「なぜオスマン家の未来を考えずに軽率なことをしたのか」と問うと「悪いのはファトマ様です」と答えるミフリマーフに
「もし明らかになればそれは私のせいになるわ。」とヒュッレムは厳しくミフリマーフをいさめた。こうしてミフリマーフは外出禁止になった
ファトマ皇女は焦っていた。そして自分のおろかな行動を悔いていた。するとアルカスは「そんなにご自分を責めないでください。すべての原因は私なのですから。最悪あはなた左遷され、私の首が飛ぶだけです。そしてそのあとで、彼は愛のために死んだといわれるだけです」といった。なんとまあロマンチックなアルカスだが、ファトマ皇女は彼のように落ち着いてはいられなかった。いいえメレキをアフィフェに行くったわ。私たちをここからだしてくれるわよ。そして皇帝は何も知ることはないわ。」というのだった。
するとアルカスが
「私たちをみた者たちをどうやって黙らせるというのですか?」と聞いた。アルカスは本当にタフマースブを倒してイランの王になりたいのだろうか?こんなことでその夢を簡単に失っても問題ないのだろうか? 愛のために死ぬなどと悠長なことを言ってる場合ではないはずだ。なぜなら彼はイラン王を倒押すためにここイスタンブルに来たのだから。
とはいうものの予期せぬときに愛は突然訪れる。アルカスもまたただの愛のしもべとなってしまったのだった。彼をせめるわけにはいかない。
「ここから出ましょうそしtr否定しましょう、二人で否定するのです」とファトマ皇女はまだ助かる手立てを考えていた。
そこへドアが開き、ある男が現れた。だれだろう?警官はなかった。
あらまあ!リュステムが!
何とリュステムが現れたのだ。驚くファトマ皇女。リュステムに通報した者もいたのだ。メレキもヒュッレムも急いでファトマ皇女を助けようとしていたのだが、一番先にファトマ皇女のところにたどり着いたのはリュステムだった。
そしてリュステムは思いもかけない提案をした。結果それはファトマ皇女とアルカスを救うことになる。
でも何故リュステムが二人を救おうとしたのだろう? それは遠征を成功させるためと、ファトマ皇女をイスタンブルから遠ざけるためだったとリュステム本人はヒュッレムに話していたが、もしかしたらミフリマーフへ抱いている複雑な気持ちのためかもしれない。
これからミフリマーフとファトマ皇女の女の戦いはどうなっていくのだろうか?