帝都に来たセリムとヌールバーヌ・・・オスマン帝国外伝シーズン4 35話ハイライト
セリムは今回の遠征時にイスタンブルへ行くことになった。ムスタファの秘密の結婚事件でムスタファの代わりに帝都の守り役に任命されたのだ。そのため贈り物を準備し帝都へやってきた。
だが彼は彼はまだ酒を飲んでいた。以前スレイマンに絶対にのまないと誓ったのにも関わらずだ。それでヌールバーヌは必死に止めている。
「この皇帝の宮殿ではのまないでください」と説得するがセリムは
「この宮殿は私の首を絞めているようだ。何もかもが重荷だ。ここで生まれてここで育ったのだから、ここで安心して幸せに感じるはずなのだが、まったく逆だよ。誰もが私が間違いを犯すのを待っているみたいだ・・・」
と悲しそうに言うとスールバーヌは
「もしそうなのでしたら、なぜ彼らにチャンスを与えようとするのですか?あなたは皇帝の代わりを任命されたのですよ。どうか皇帝のあなたに対する信頼を壊さないでください」とやさしく言った。するとセリムはヌールバーヌの手を握り、
「私の心を喜ばせるのは皇帝が私の味方で、援助してくることとあなたの存在だけだよ」と言って、彼女抱きしめた。
セリムは確かに断酒できないほど気が弱かったり、女性問題も起こすが、その弱さがなぜか人間臭くていいなあと感じるときがある。人はそんなに強くないのにこのドラマではかなりき意志の強い方々ばかりで、なかなか決断できなくて弱い登場人物は少ない。
セリムはそういう意味でとても親近感を感じる。
反対にヌールバーヌはしっかり者で、目的のためには何でもするという強さを持っている。二人は意外と相性の良いカップルなのかもしれない。
だがセリムの母ヒュッレムはセリムに満足はしていないようだ。もっとスレイマン皇帝のように意志を強く持ってもらいたいと願っていた。それがセリムには重荷だったのかもしれない。ヌールバーヌはヒュッレムにはセリムをかばって嘘をついた。彼女の尽力があるのでセリムはもしかしたら皇帝につけるかもしれない・・・