ムスタファ対リュステム なんといってもムスタファは威厳があるなあ オスマン帝国外伝シーズン4 28話ハイライト

険しい顔をしてスレイマンはバルコニーから金角湾を見つめていた。だが心はここにない。イスタンブルに向かっているというムスタファのことで頭がいっぱいだった。 ムスタファを帝都に入らせないようにするため数々の命令を出した。

今イェニチェリがムスタファの元に向かっていた。長はフェルハトアー。 ムスタファにフェルハトアーは

皇帝様はイスタンブルにはいってはならない。すぐに軍政県へもどり、処分を待てと仰せです。

というとムスタファは

「もししたがわなかったら?」

「一歩でもはいったら謀反とみなし、処刑するとのことです」

するとムスタファは一度瞬きをし、フェルハトを見つめた。

「誰も私を妨害することはできない、フェルハトアー」と威厳に満ちた一言を発した

そして「戦いたいのか?ならばよろしい、私も準備できている」と言いながら、腰のハンチェリ(剣)を抜こうとした。

緊張が走る。フェルハトアーもヤフヤもこれには驚いた。ムスタファは戦争する用意ができていたのだ。それはそうだ。あれほど皇帝に忠誠を誓っていたムスタファがこの暴挙とも思える行動に出たのにはそれなりのわけがあったのだ。

スレイマンがムスタファにカフタンを贈ったがそれには毒が塗ってあった。マヒデブランが着るのを止めたためムスタファは死を免れたというのが 起こった出来事だった。

(さてどうでしょう?これだけは私たちみんなスレイマンがムスタファを毒殺しようとしたと思いますよね。)

 ムスタファもそう思った。そして今回の武装してイスタンブルに向かうという経路に至ったのだ。

話をシーンに戻すと、次の瞬間フェルハトアーは片膝を地面につけ

「 オスマン帝国内であなたに剣を向けるイエニチェリは誰もおりません。あなたに命を捧げます」といった。するとイエニチェリのみんなが

「ムスタファ皇子ばんざい!(シェフザーデ ムスタファ チョク ヤシャ)」と叫びだした。

この時MGMにはメフテルが流れていた。(この曲は昔日本のテレビ宣伝のBGMとしてもつかわれたことのあるなじみの曲です)

わあ、これは何とも、えらいことになった。イエニチェリはムスタファ側についたのだ。もしスレイマンがこのことを知ったらより激怒することだろう。 

宮殿ではフズルの後を継いだソコルル海軍提督が報告に来ていた。

「ご命令に従いトゥルグト レイスを 地中海に待機させました」とソコルルは言った。

このトュルグトと言うのはフズルの右腕で海軍提督の後継者としても候補に挙がった人物だったが、自分の道ではなくスレイマン皇帝の道に従うと答えたソコルルに負けた経緯がある。

だがサリフレイスはは今アルジェリアにいて不在のようだった。 そこでスレイマンは

「直ちに近海の船をこちらへ送らせよ。子供が兵士たちと共に帝都へ行進しているというのに、何を迷っているのだ、もちろんムスタファの信じるところはあるだろうが」

と命じた。

この事態を招いたリュステムが何やら険しい顔をしてスレイマンの部屋へ向かっていた。そしてロクマンアー(この方はメルジャンアーを引き継いだ。どこから来たのか経緯はわからない。シーズン4の最初からこの方が内廷宦官長のようだ。そしてメルジャンがどうなったかも何もわからない)が止めるのも聞かず、許可なく中へはいっていった。

どうしたのだ!とスレイマンは怒ったしかし事態は急を要した。 

「お許しください皇帝様、ですがムスタファ皇子が帝都へ接近しています」

「何?」

「フェルハトアーがムスタファ皇子側についたようです。皇子は兵士たちと共に宮殿へ向かっています」と状況をリュステムは伝えた。

 わあついに来たかとスレイマンは思った。でもなんだかスレイマンが哀れだ。目の前のこの男に踊らされているのだから。

リュステムがカフタンに毒を塗らせ、ムスタファが謀反を起こすように仕向けたのだった。なぜスレイマンは気が付かないのだろう!目の前の男が仕組んだ罠だということに!

 宮殿はえらいことになった。スレイマンは兵士たちを急いで配置につかせた。その様子を問うから見ている者がいたミフリマーフとジハンギルだった。

 ミフリマーフは心配で心配で「何とかしなければならないわ、何もしないで座っているだけなんて・・・」とジハンギルに言うが、

「矢はもう弓から放たれたよ 。それに忘れたのかい?あなたはこの戦いで英雄に私たちがなれないと言ったじゃないか!」

というとミフリマーフは下を向いた次の瞬間ジハンギルが低い声で

「 来たよ ゲルディ」と言った。慌てて外を見るミフリマーフ。視線の先にはムスタファとその後ろには右にヤフヤ左にヤヴズが控えていた。

ムスタファは カフタンの入った箱を置いた。 スレイマン軍側のトップはリュステムだった。そのリュステムがムスタファに近寄ってきた。

「皇子様、このような行動はあなたの命にかかわることですぞ。ご存知でしょう?」といった。

「私の命を奪う力があるなら、待つことなない、私の首をはねることを命じよ」

とムスタファも静かに返答した。彼には恐れもなく、不安もなくまったく冷静だった。

 リュステムはもちろん命令はできない。トプカプ宮殿の中では スレイマンが考えに考えていた。どうすべきかを・・・

リュステムはイエニチェリたちに「あなた方はスレイマンに忠誠を誓ったはずだ。だがそれをわすれ、命令に従わず反逆したのだ。スレイマン皇帝はこれを決して許さないだろう。剣を棄て、皇帝様に従うか、皇帝様の逆鱗に触れるかだ、決めるのはあなたがただ!」

と叫んでから、スタファの前へ来て

「お決めになるのはあなたです」とムスタファにも勧めた。

するとムスタファ兜を脱ぎ、剣ををヤヴズに渡した。(ヤヴズはスンビュルの恋人に指令を出していた人です)

そして「皇帝にお会いしたいと伝えよ」と言った。

あれ?これは意外だとリュステムは思ったが、

「フェルハトアーが兵士たちと宿舎に戻れば、あなたの望みはかないます」と言った。

するとムスタファは怒り

「これは命令だ。すぐに会いたいと伝えろ!」と命じた。

そしてそれはかなった。ムスタファは部屋に入るなりスレイマンをきりつけようとした。だがそれは妄想だった。

そこへリュステムがきてまたあらぬことを吹き込んだ。命令を下してくれれば彼らをやっtケルと言うのだ。全くななんてことなのだろう!

塔ではファトマ皇女はギュルフェム妃もきて、ムスタファについて話していた。みんなムスタファのことを心配していた。

ギュルフェム妃はムスタファ皇子は何故謀反をおこしたのでしょう?と泣きそうになりながら言うとジハンギルは

これは謀反ではありません。 

というが見えないのですか?ムスタファ皇子は私にとってもかけがえのない人ですが、これだけはうけいれられません」

確かに見た目は謀反そのものだ。 

ミフリマーフも

ギュルフェム妃が正しいですわ。これはムスタファ兄は大きな間違いを犯しました。報いは最悪よ」

というとファトマ妃が

「何故 そういったの?」ととこりへムスタファ、ヤフヤヤヴズの3人がカフタンと共に部屋にやってきた。

ムスタファがその威厳をもってして交渉に勝ったのだ!さすが!

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