コーヒーはいけないもの? オスマン帝国外伝シーズン4 36話ハイライト
スレイマンが治療を受けていた。彼は足に痛みがあり背中に腫物ができている。
そこへヒュッレムがくる。そしてスレイマンを食事に誘う。彼女はジハンギルについて話し合いたいというのだ。
スレイマンは「わかった」といった。するとヒュッレムは嬉しそうに微笑み、「あなたにコーヒーを持ってまいりました」と言った。
だが部屋の外では医者がアフィフェに皇帝の様態について話していた。どうやらスレイマンはずいぶん悪いらしい。特に足は遠征時に立てなくなるかもしれないとのことだった。
コーヒーは先ほどスンビュルが持ってきてくれたのだ。ヒュッレムはスレイマンにコーヒーをごちそうした。
「すばらしい」と彼がいうと、ヒュッレムは「コーヒー豆はイエメンからくるそうです」と答えた。イエメンのコーヒーと言えばモカ!イエメンにはモカ港という港があり、モカはそれにちなんでついた名前だ。
コーヒーはセリム1世がエジプトを征服した時イスタンブールに伝わったようだ。当時のイスタンブルではまだまだなじみがなく、スレイマンはコーヒーについて「害があるかどうかを尋ねなければ」といった。
ヒュッレムは「害がないと思いますわ。それどころか元気になる感じがするわ」と答えるが、
「念のため許されるかどうかエブッスード様にたずねよう」
とスレイマンは言った。
残念なことにコーヒーはエブッスードによって禁止された。引用https://islamansiklopedisi.org.tr/kahve ”Ebüssuûd Efendi, daha çok kahvehanelerin durumunu dikkate alarak kahve ve kahvehaneler aleyhine fetva vermiş ve “fâsıkların içeceği” olduğu için kahvenin haram sayıldığını ileri sürmüştür. Ona göre “ehl-i hevâ” kahvehanelerde toplanarak tavla ve satranç oynamakta, sarhoşluk veren şurup ve ardından kahve içmektedir. Sarhoş olan bu insanlar namazlarını da ihmal ettiklerinden böyle yerlerin kapatılması gerekmektedir.”