新・オスマン帝国外伝~影の女帝~キョセム シーズン2 E38の4 ついにイリヤスパシャが反乱!
そんな中、帝都では不穏な動きがあちらこちらでみられた。シナンパシャはイスタンブールキリスト教会のトップになり、バヤジト皇帝の母と共に、イスラム長老に近づいた。
長老はイリヤスの反乱を防げなかったことで、皇帝やキョセムから攻められていた、そんな時シナンパシャが近づいたのだった。
そしてバヤジト側につくように説得する。
イスラム長老はバヤジト皇子側になびくだろうか。
もう一人の皇子カシムは幽閉されたたまま、体調を崩した。耐えられなくなったキョセムは無理やりドアをあけさせようとするが、ドアマンたちは応じなかった。
ようやく キョセムの忠臣ケマンケシュがやってきて、ドアをあけさせた。
カシムは憔悴していた。何せ伯父のムスタファと一緒の部屋にいるのだから、元気な者でもおかしくなるに違いない。
キョセムは彼を連れ出したが、ドアの外まで来たカシムはキョセムの言うことは聞かなかった。
もし命令に背けば自分は殺されるとカシムは固く信じていたのだ。
もはや母であるキョセムが彼を守ることができないと彼はよく知っていた。そのため自らまたドアを開けまた中へ入っていった。
それをみて涙を流すキョセム・・・
キョセムは自分の無力さを味わったのだった。
ところでこのドラマで唯一の恋愛問題はどうなっただろう。実はエステルの告げ口でキョセムは娘のアティケと刀持ちの間に秘密の恋が存在していることを知った。
そこで確かめたのだが、姉 のGevherhanと共にアティケは否定した。キョセムが信じたかどうかはわからないが、ひとまずアティケの問題は保留された形になった。刀持ちが戦争に行ったからだ。
もう一つ女の戦いがある。
それはファルヤ王女とアイシェ皇帝妃の間の戦いだ皇帝妃はファルヤ王女が市場に出かけると聞いてさっそく行動に出た。民衆を使って ファルヤ王女を非難させ、さらにその騒動の間にファルヤ王女のおなかをけらせた。
うずくまったまま涙を流すファルヤ王女。おなかの赤ちゃんは無事だろうか?
それにしてもこの様子をちかくでみていてほくそえむアイシェ皇帝妃はまるで悪魔の化身んのようだ。 ほんとにひどいことをするものだ。赤ちゃんには何の罪もないのに・・・
それに母は違っても皇帝の子供なのだからもっと大切にするのが皇帝妃の役目なのではないか!( と思うのは私だけ?)
キョセムのドラマは笑いがなくて息が詰まりそうな事件ばかり起こるが、一つだけ楽しい話もある。それは空を飛ぶことに挑戦している科学者Hezarfen Ahmet Celebiとエヴリヤの話だ。
その科学者はついに空を飛んだ。ほんの少しだが風に乗ったのだ。心配するエヴリヤとのやり取りが面白い。
この当時まだオスマン帝国の科学は西洋のそれに負けていなかった。ムラト皇帝の素晴らしいところは科学者を擁護したところだ。
この後オスマン帝国はこの科学の進歩に足止めをかけることになるが、それがオスマン帝国の衰退につながった理由の一つになってしまう。残念なことだけれど、ムラト皇帝以後新しいことにチャレンジする精神が、どんどん薄れていった。
キャストに注目!
イスマイル デミルジ ケマンケシュ役
https://www.instagram.com/ismaildemirci/
キョセムでは強く一途にキョセムを愛し守り抜こうとする役柄ですが、プライベートではカンナ場面も・・・(↓インスタを見てください)
ウシャン チャクル ヘザルフェン科学者役
https://www.instagram.com/ushanckr/
ウシャンさんはレイラとメジュヌーンというドラマのアイダ役で有名になった役者さんです。
ナジプ メミリ エヴリヤ チェレビ役
https://www.instagram.com/neocu/
アダナ生まれのナジプさんはアラスさん主演のチュクールというドラマでも名演技ぶりを発揮しています。ちょっと面白いキャラ。