新・オスマン帝国外伝~影の女帝キョセム~ シーズン2 E40の1、2 ファルヤ王女の結婚
ファルヤ王女はアイシャ皇帝妃をどうしたのだろうか?
子供の仇を取ったのか?あの勇敢で男勝りだった彼女ならそれもできるはずだ。ところが彼女は何もせずただ脅かしただけだった。
驚いたアイシェは刀持ちに状況を説明する。刀持ちはファルヤ王女に二度としないように忠告する。
ファルヤ王女は納得がいかない。いつもそばで自分が得るはずだった子供と楽しく過ごしているすがたを目の当たりにするからだ。
ファルヤ王女は悲しい日々を過ごすことになった。
すると突然夢のような話が・・・・
ムラト皇帝が彼女はガラタ塔へ連れ出した。気分転換にとか思ったらそうではなかった。そこでは重要な出来事が待っていたのだった。
皇帝とファルヤ王女の結婚の儀が執り行われているのだ。驚き喜ぶファルヤ王女。これで民衆たちの噂も消えることだろう。
ムラト皇帝は確かに自由人であるファルヤ王女を愛してしまったのだから、一緒に住むには宗教的結婚するしかないのだ。
ところがこの結婚を喜ぶものはあまりいなかった。賛成派はアティケ。
キョセムも周りの側近も、そしてあのアイシェも喜んではいない。
そもそも皇子を産まない妃に未来は内というのが宮廷のおきてのようなものだった。だからみな子を産もうとしたし、他の女性が子を産むのを邪魔しようとした。あのヒュッレムもそしてキョセムも過去にそうした経験を持つ。
ファルヤ王女の未来が困難であるのは間違いない。彼女は宮殿のハレムに入ってよりそう思った。何故ならずっと一緒だった侍女とも思うように付き合うことができなくなったのだった。これはつらいだろう。
刀持ちは良くなった。 エステルとアティケのことをキョセムに話したことが理由でエステルとは二度と会わないと宣言した。
本命のアティケの姉にはあいに行ったが、姉の方がアティケのことを考えて刀持ちをあきらめることにしたと宣言した。すると刀持ちムスタファも同意し、思い出のハンカチを返した。
宮殿での恋愛物語は一応終止符が付いたようだ。
カシムはバヤジトが秘密を漏らしたことが原因で幽閉されたことを知った。だいぶ良くなってきたカシムだったが、この話を聞いてまた何か考え始めたのだろうか?
ファルヤ王女は今でいうウエディングドレスのような衣装でムラト皇帝の元へ向かった。子の衣装には違和感を感じた。今まで(オスマン帝国外伝の場合)はヴェールが顔が全く見えないほど厚い布でおおわれていた。ハティジェ皇女の時もミフマーフ皇女の時もそうだった。現座でも東の結婚式では全く顔が見えない覆いがなされる。
オスマン帝国時代もそのようだったに違いない。オスマン帝国外伝のほうがキョセムよりより忠実に当時を再現しようと工夫していたのではないかと思った。そういえば遠征に出かける時の挨拶も、簡素化されているような・・・