ポロス 古代インド英雄伝 シーズン3 20話バムニ王ついに王座から退く
20話バムニ王ついに王座から退く
プルたちは逃げる途中塀に囲まれた。ところがやはり強い。兵士たちが乗っていた馬を奪い逃走を続けた。そしてペルシャの王女に教えてもらったという抜け道を通って無事ペルシャの街の外へ出ることができた。
だが一人犠牲に・・・ 毒娘だ。彼女は自らしんがりを務めるために死を選んだ。持っている毒でアレクサンドロスを倒そうとしたが、アレクサンドロスにはきかなかった。彼には毒に対する耐性があるそうだ。
一方 プルが向かっているパウラヴァでは大変なことが起こっていた。
謀反だ!
兄のシヴダットが、バムニを王座から引きずりおろそうと画策し、そして行動に出た。
バムニ王とシヴダットの一騎打ちでバムニ王が勝利した!
万歳!と思いきや、
刀を手にしたカニシカが二人のほうへ進んでいく。
その刀をシヴダットの喉に突きつけるのでは思ったのだが、カニシカは予想を反する行動に出た。カニシカはスヴダットではなくバムニ王の首に向けられたのだ。
この事態にバムニ王は驚きと失望で体全身の力が抜けていった。兄だけでなく息子までもが!
という彼には到底考えられない出来事が起こったのだから・・・
バムニ王はカニシカの本心を聞いて涙がこぼれた。(演技がうまい!彼の演技には吸い込まれる。バムニ王の息子に裏切られたときの表情は何とも言えない)
これほどまでに父と子の考えがかけ離れているのに、そのことをバムニ王は気が付かなかった。バムニ王にしてみれば、カニシカのことも大切に思っていたし、今回一緒にカニシカをペルシャに行かせなかったのも、カニシカを信頼していればこその話しだった。
カニシカの気持ちもわからないではないが、バムニ王に謀反を企てるのは良くない!
(トルコドラマでは王たちは息子の謀反を当然に起こるかもししれないとして考えているのに対し、バムニ王は純粋で息子に限らず人を信じすぎる。自分が勇敢で誠実だから、息子を自分と同じように勇敢で誠意のある人と思ってしまうのだ。
(統治者として、バムニ王が甘いといえば甘いのかもしれないけれど、その純粋なところがすごく好きだ。)
こうしてバムニ王はターバンを自ら過ぎ、カニシカ王が誕生した。
胸騒ぎを覚えたプルは急いでパウラヴァに向かう。
アレクサンドロスはプルの追跡をやめ、ダレイオスのいるバクトリアに向かおうとしていた。その次はインドだ。
もう数か月後にはインドへアレクサンドロスの大軍が押し寄せてくるのだ。
こんな状態でインドは勝てるのだろうか?
カニシカはアレクサンドロスに勝てるのだろうか?
バムニ王はどうなるのだろうか?アヌスヤは?
シヴダットのことだから二人が生かされることはまずないだろう。
急がないとほんとにバムニ王が危ない!プルはやくインドへ戻って~~~~!