新・オスマン帝国外伝~影の女帝キョセム~ シーズン2E38の3 反乱の兆し
謀反準備はダマスカスへ行くはずだったイリヤストイスタンブルの司教・コルネリウス)あとペルシャの使者で行われていた。あっ、そうだ。もう一人、キーパーソンであるシナンパシャがいた。
イリヤスはアナトリアで反乱雄準備を整えていた。いつでも反乱できるほどにだ。そしてペルシャの使者は国へかえり、イスタンブルに残った司教は、シナンパシャ絞殺された。
もともと反乱の仲間だった二人が仲たがいしたのは、司教が謀反が成功したのちシナンパ
シャではなくイリヤスを大宰相にするとわかったからだった。
シナンパシャは先行きに望みがないとわかり、バヤジト皇子の母と手を組んで、司教を亡き者にしたのだった。(これで反乱後バヤジトが皇帝についたときは自分が大宰相になることが約束された。キョセムはバヤジトの母に警告するが、彼女は一向に野望を捨てようとはしない。)
皇帝が市況の存在に気が付いてかけつけたがその時はもはや司教はこの世の人ではなかった。彼の頭上には市が救いと書かれた文字が残されていた。
これを見て混乱したのは皇帝だった。まだイスタンブルに不穏分子が存在していることが明らかになったからだ。皇帝はイリヤスをダマスカスに行かせる懐柔策を進言したイスラム長老を疑った。もしかしたら彼は反乱分子なのかもと・・・
こうなってくると誰でもかれも疑ってしまう。
それほど帝都は混乱していた。
以前キョセムがイリヤスのことを警告したのだが、それを聞き入れなかった皇帝は今かなり危ない状況になっている。
彼は自ら遠征しイリヤスの率いる反乱軍を成敗しようとしていた。勿論キョセムはそのことに反対なのだが・・・
皇帝がが帝都を空けることはとても危険なことなのだ。スレイマン大帝の時代はこんなひどい状況ではなかった。当時皇帝は何度も遠征に出かけていたが、帝都を安心して任せられる留守居役がいたのだ。だが今はいない・・・
さらにムラト皇帝は反乱の準備に追われるだけでなく、弟カシムの幽閉のことで、自分弟と姉妹たちを怖がらせた。帝都は暗い闇に包まれていた。イブラヒムも恐怖のために激しく衰弱していった。いつか兄が自分の命を奪うのだと思うと怖くてねむることもできなかった。
かわいそうなイブラヒム・・・
キャストについて シラフタル(刀持ち)とムラト皇帝
このような状況なのに、皇帝の右腕である刀持ちは恋愛に明け暮れていた。 刀持ちを中心にして四画関係になっていた。刀持ちを好きなのはエステルそして皇帝の姉妹たち二人だ。
彼のどこがいいのか全く分からないが、なぜか女性に人気のなるキャラらしい。(この方(Caner Cindoruk)はトルコドラマ WOMAN にもサルプ役で出演していたが、そのドラマでも女性関係が複雑だった。)
ムラト皇帝役のメティン・アクデュルゲル(Metin Akdülger)さんは、アティエや恋の片道切符等ネットフリックスのドラマや映画に出ているので、日本でもなじみな方もいらっしゃるかも・・彼は現代劇ではムラト皇帝のような硬さがない役柄で、ドラらしいキョセムと歯全く違った魅力が感じられる。