バムニ王の苦悩 王か父か!ポロス 古代インド英雄伝 シーズン3 4話
プルがアレクサンドロスの偵察に行くことを王に申し出るが、王はだめだといった。
何故なのかわからぬプルに母アヌスヤが真相を教えた。バムニ王は「ようやく出会えた息子をまた失うのではないかと心配なのだ」いう。
それを知ったプルはバムニ王に会いに行く。
プルは説得する。
するとバムニ王の目に涙が・・・
バムニ王はプルの意向を最後には聞き入れた。父の不安を見事にプルはふきとばしたのだった。そして王の義務と威厳を思い出させたのだ。
バムニ王はその後プルと同行する者たちを若者たちから募った。
一番に名のりを上げたのは茶色の王子姿がとても素敵なタクシラのアンビ王子だった。
そして次にはプルの義理の兄ハスティが同行すると言ったのだった。
こうして若者たちで結成された偵察隊がプル者に向けて出発することになった。
一方アレクサンドロスはペルシャ軍に圧勝し、ハリカリナッソスへと向かった。ハリカリナッソスは現在のトルコのボルドムという町で、900年頃ペロポネソス半島のトロイゼン人によって作られたといわれている。歴史家ヘロドトスの生まれ故郷でもある。
その町をアレクサンドロスは今攻略しようとしていた。彼は今回は頭を使った。太守と敵対する元太守の姉を探し出し取引を持ち掛けたのだ。
城に入る抜け道を教える代わりに次期太守の地位を姉は勝ち得た。ハリカリナッソスの運命は決まった。
この地もアレクサンドロスの手に落ちるのは時間の問題だった。
こうしてみるとアレクサンドロスはただ戦いに強いだけでなく、家族を人質に取りペルシャの聖遺影舞台を味方につけさせたり次期太守の地位で敵の弱点を入手したりと、頭脳戦でも優れていたことがわかる。
プルたちはこの相手にどうやって立ち向かうのだろうか?