「ポロス」古代インド英雄伝 31話 プルがインド人同士戦うのは読めようと呼びかけるが・・・

ダレイオスの差しがねでタクシラとパウラヴァは戦うことになった。ダレイオスは二つを戦わせてんかった方を叩くつもりだった。

そうとは気が付かず復讐の炎に燃えたタクシラのアンビ王とバムニ王、同じ民族同士が戦っている。それを高見からほくそえみながら眺めているダレイオス。

そんな中にもはハスティとの仲直りができたプル。それを苦々しく見ているダレイオス。

ダレイオスはいつも思う。インド人たちは感傷的だと。そこが弱点なのだと。

ところがが今回その弱点がプルたちを強くした。

プルは父バムニ王がタクシラの王にきられるところをかばい傷を負い倒れた。この出来事でバムニ王の今までのプルへの疑惑が一掃された。 そして固い絆で結ばれたのだった。

倒れたプルはあたりを見回した。

次から次へと倒れる兵士たち。

何を思った彼は大きな柱を引き抜きそれを階段のようにして高みへ登った。そしてみんなの注意を集め、語りだした。

死んでいるのはみんなインド人だ。そこにペルシャ人はいるか?

一人もいない。

真の敵はペルシャなのだ。彼はインド人たちを戦わせ最後には勝ち残った者たちを叩くつもりなのだ。それがわからないのかと懸命に説く。

皆は一瞬戦うのをやめプルの話に耳を傾けた。

焦ったダレイオスはタクシラの王をたきつけるが、

バムニ王も自らの過ちを認め、インド人同士の戦いを辞めると言ったのだ。

タクシラの王は素直に受け入れなかったそんな時だった。

アンビ王子がプルの意見に賛同した。インドのために戦おうという考えにだ。


アンビ王子の意向が流れを大きく変えたような気がする。思いもよらない方向に向かったとタクシラの王は感じたことだろう。

こうしてプルはインドの4チームをまとめつつあった。

明日はもしかしたらダレイオスにインドの連合軍が立ち向かうかもしれない!


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