【イサベラ王女】 オスマン帝国外伝架空の人物

かわいそうなスペイン王女イザベラは地中海でさらわれイブラヒムが彼女を買います。彼女は何度も逃亡を企てますが、知らず知らずにスレイマン大帝に惹かれていきます。何度目かの逃亡ではヒュッレムの力を借りて無事船にたどり着いたイザベラでしたが、そこに待ち受けていたのはイブラヒムでした。彼女は再び連れ戻されることになります。

スレイマンが来ます。それほど帰りたいのなら返してやるといって去ろうとするスレイマンを引き止めるイサベラ。
スレイマンはイサベラの気持ちを確認した後、ハレムへ彼女を呼び寄せることにします。
ヒュッレムはイサベラがを知らずに人生の中で2番目に幸せだという様子でしたが、一挙にまた奈落のそこへ・・・
そしてヒュッレムは彼女を泣きものにするためにいろいろ思案します。
まず落馬してけがをしたイサベラの傷口を悪化させ死なせるというニギャールの提案にしたがいます。ところが言い出しっぺのニギャールは言ったとおりにせず、食べ物に毒を盛り、イサベラの代わりに付き人が犠牲になります。
何とか生き延びたイサベラでしたが、覆いをされて洗濯場に連れていかれます。ギュルアーとニギャールでイサベラ王女と付き人の亡骸を宮廷の外へ出すことに成功し、その後イザベラはあの世に逝きました。

王女として生まれ育ったイザベラは気位の高い女性で、何度も逃亡しようと頑張ったのにできませんでした。最後にはスレイマンが諦めて返すと約束したにもかかわらず、地獄のような宮廷にやってきました。愛は恐れを知らずですか・・・
でも彼女のような育ちでは到底宮廷で身を守ることはできませんでした。
(彼女は自分の力を過信して来てしまった。ヒュッレムに勝てるはずがないのに・・・)

イブラヒムも彼女の敵となりました。彼女に毒を盛らせたのはイブラヒムだったのです・・・たぶんイサベラはイブラヒムのことを信じていたに違いありません。
あわれなイサベラ・・・
ハナーがお伝えしました。

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