感想 オスマン帝国外伝2の1話から40話-アルミンの父、ヒュッレムの自由獲得そしてアイビゲ-
オスマン帝国外伝はトルコ好きのある知り合いから「ぜひ見てごらん」と勧められて見始めました。 オスマン帝国外伝シリーズ 2 の 1 話から 40 話を観て、 3 点が印象に残りました。それは 1 つ目はマルコチュオウルとアルミンの愛 2 つ目はヒュッレムの自由の獲得 ( azat etmek とは奴隷が自由を得るという意味のトルコ語) 3 つ目はアイビゲのキャラ です。 1つ目、 アルミンの父親がなぜあれほどまでに反対したのかというと、実はアルミンはユダヤ人だからです。トランプ氏の娘イヴァンカはクシュナー氏との結婚のためにユダヤ教に改宗していますが、外国人がユダヤ教に改宗するのは大変難易度が高く東大入試よりも難しいそうです。 よほど頭のいい人でないと試験合格が難しいです。 ある ブログ ではオーソドックス派ではないですが、リフォーム派の場合の様子でユダヤ人になる経過がわかりやすく説明されています。ユダヤ人であることが非常に大切だと思っているイスタンブルに住むユダヤ人のアルミンの父親は娘をユダヤ人の人と結婚させたいという気持ちが強いです。日本に住んでいる私たちにはわかりづらいですが、父親の猛反対の行動の根底にはこういう理由があったんですね。 それでも父親は最終的にはそういうユダヤの常識的な考えよりも「アルミンの幸せは何か」を真剣に考えるようになります。彼女が病気になったことによって彼女の想い人に合わせるという苦渋の決断を彼はしました。その決断のおかげでアルミンは幸せを感じながら逝くことができたのです。 2 つ目、 奴隷だったヒュッレムが一番欲しかったものは自由だったのですね。もちろんスレイマンは彼女の態度に怒ります。しかし息子たちと離れ離れになるという状況になってもヒュッレムは自由を手放しませんでした。ヒュッレムが獲得した「自由の身」は価値のあるものだと思います。多くの犠牲を払い(その方法には賛成できませんが)勝ち取ったとった自由!この時代にはめったにないことでしょう。宮廷で自由の身分の人はスレイマンとその妹と母だけでしょう。いやもう一人いました。 40 話ではじめて登場した私の好きなキャラクターのアイビケです。 3 つ目はアイビケのキャラですが、生まれも自由、育ちも自由、そしてそれよって育まれた人格も好奇心旺盛で、自由...