𐰓𐰀𐰾𐱃𐰀𐰣 デスターン 伝説 14話 8世紀のトルコ物語 バトゥガとアルパグの取引!
二人は一緒になると確かに強力だ。バトゥガはいつもアックズに励まされているし、アックズもバトゥガに忠誠と愛情を注いでいた。
二人を眺めながらアルパグは怖さとともにうれしさも感じていた。
気が違っていると思われたバトゥガが今こうして目の前で剣のけいこをしているのだから・・・
矢に打たれたスルマはアルパグの助けを借りて元気になった。
チョルパンハンもバトゥガが心配になり彼のもとを訪れた。そしてアックズと甥のバトゥガに再開した。笑顔で話す彼女はとても素敵だ。でも怒らせるとこわ~~いチョルパンハン。
今回もただの訪問ではなかった。甥にある提案を申し出に来たのだった。が反対に甥からトルコが統一するための方法を提案される形となった。さてこの提案を承知した彼女だったが果たしてうまくいくのだろうか?
一日が過ぎた。準備を終えたカヤは家来に取引で指定された品物と女の子たちを連れて行かせた。
だがそこにはトゥトクンはいなかった。中国はカヤの手に負えない。ハンが戻ってから中国に彼女を解放するように促してもらおうと思ったのだ。
バトゥガは承知した。
テムルは疫病の対策に必死だった。彼はいつも人に良いことしかしないキャラで、このドラマでも唯一キャラがぶれない人物だ。
テムルの関心の的はトゥトクンの解放だった。彼は今までに安堵も彼女を助け出そうとしたが、中国の手に阻まれ、思うようにいかず、いつも口惜しさ感じていたのだった。
だから今回こそはと期待していたテムルはがっかりした。
トゥトクンがいないとわかるとバトゥガと喧嘩を始めた。
そこでサルトゥクが二人の中をこれ以上悪くさせないために真実を話してしまった。
なぜ彼女がさらいに行ったかを・・・
彼女はチョルパンハンの命令でカヤの子を産み次世代のハンを山族の血を引いたものとしようという計画をたたていた。
その計画は破綻してしまったが、テムルは今はじめてその事実を知り強いショックを受けた。
本物の愛だと思っていたのに・・・トゥトクンはそうじゃなかったのか・・と落胆した。
無事サライに戻ったハン。だが彼はバトゥガが言った言葉が心にひっかかっていた。「私にはサライに忠誠を誓うものがいる。あなたにはサライでたくさんの不誠実者たちに取り囲まれている。」と息子は言っていた。
案の定彼はバトゥガを援助するものがまた玉座に矢を放っていたのを見つけた。
ハンは口惜しくてたまらなかったが、約束は約束だ。
さっそく中国の大使を呼び「トゥトクンを解放せよさもなくば戦争も辞さない」という強い覚悟で迫った。
中国はこの気迫に負けて、トゥトクンはようやく自由の身になった。山族のテントに村落に無事到着した。
解放された安堵さと最愛のテムルに会えると喜びに満ちていたトゥクんだったが、いざテムルと再会すると、彼はなぜか氷のように冷たかった。そして「カヤのもとへ行け」といったのだ。せっかく自由になれたのに、二人の恋はまだまだ前途多難のようだ。
でもテムルの性格からして仕方がないと思う。彼は一本気で曲がったことが嫌いで嘘も大嫌いだから。愛する人が付いた嘘はなおさら彼の胸にこたえたことだろう。
ハンの約束通り取引にもってきた金は偽物で馬は毒が食べさせられ死んでしまった。これはカヤの命令だったが、そのことをハンは知らない。
バトゥガ達は途方に暮れたが、その時あることを思い出した。クルチチェキの婚約者が結納金やら品物をもって天のサライに向かっているということだ。彼らはそれを狙った。
罠仕掛け馬たちを動揺させた。
そしてヤマンの力強い剣さばきで相手を次々と倒した。
そして大将を捕まえた。彼はクルチチェキの婚約者だ。(クルチチェキは望んでいないがアルパグが勝手に決めた相手)
なんだか怖そうな感じ・・・
このように物事はバトゥガ達にとって良い方向へ進んでいるように見えた。
ところが、ついに山族で疫病が発生してしまった。ウルエジェの非人道的な策略が成功してしまった・・・
山族は全滅してしまうのだろうか?それとも疫病を治す手立てが何か見つかるのだろうか?
山族の人々が人為的に病にかかってしまったのは他人事には思えない。コロナで私たちも長い間苦しんでいるし、治療法がないのは本当に大変なことだ。
それにしてもウルエジェ最悪だ!
彼女には天罰が下らないのだろうか?!
今までも多くの悪事を働いている。バトゥガに手足が不自由なことや、バトゥガの母が冤罪で殺されたことも彼女が原因なのだ。
彼女を止める者はいないのだろうか?
それよりも何よりもなぜハンは全く気が付かないのだろうか?彼女がしていることに・・・ありえない。少しは気づいてもよさそうなのに・・・