𐰓𐰀𐰾𐱃𐰀𐰣 デスターン 伝説9 8世紀のトルコ物語  バラミルの裁判 アックズ(白少女)

アックズとバトゥガの働きでようやく王座を奪還したアルパグたちは空族のサライに向かった。その途中アックズはアルパグに呼ばれた。アルパグはクルチチェキが何を代償としてほしがったかを尋ねた。

アックズはただバトゥガと結婚したいことだけだと答えた。不審がるアルパグたち。ちょうどその時矢が飛んできた。

襲撃はバラミルを救出するためだった。

アックズ達はとっさに馬の後ろに隠れた。次から次へと飛んでくる矢。
アックズはとっさにバトゥガのことを思い出した。彼は馬車に一人取り残されていた。一気に馬車まで走り、兵士たちの使う盾をひろいそれでバトゥガを守ろうとした。

バトゥガはバトゥガで危険なことをするアックズにはらはらしていた。二人ともお互いを思いやる。

バラミル脱出
バラミルは檻から逃げ出した。それを追いかけたアックズにつかまった。

ところがそんなアックズに矢を向けるものがいた。なんとチョルパンだ。彼女が実はバラミルを救おうとした張本人だったのだ。

バラミルを話さなければ放つと脅かすチョルパンの前に現れたのはサトゥルクだった。彼がチョルパンを説得するが・・・

チョルパンは自分の意思を曲げなっただけでなく、言うことを聞かないアックズを破門した。

そのすぐあとカヤたちが現れ、バラミルの脱出は失敗した。

バラミルの裁判

連れ出されるバラミル

反逆を問いただすアルパグ。バラミルはいろいろ答えるがなかなか認めない。



そこで証人のクルチチェキが現れ事実を話した。彼の裁判の判定はクルルタイ議会に任された。

自由を求めて逃げ出したテムルとトゥトクンはある宿屋に潜んでいた。危険な状況の中でも愛を確かめ合う二人。



ついにアックズがペンチェ(爪)だと気付かれる
裁判で兄のバラミルがまだ本当の爪がどこかに潜んでいる。爪はだれかと何度も言ったためにアルパグはついに気づいた。「なぜペンチェなのに私を助け、王座までまもったのか」と問うた。

ペンチェことアックズはトルコ統一のためだと答えた。

アックズを手にかけようとしたがアルパグは今までの功績のためにアックズを放免し、すぐに空族の宮殿から出ていくように命じた。
(アルパグは迫力あるね。)

出ていくアックズに「私には君が必要だ」というバトゥガ。ならばアックズはクルチチェキと結婚しないようにという。そのためにもバトゥガの祖父の押印が必要だと二人は考えた。それがバトゥガの母と祖父の謀反が嘘だと証明する証拠となるからだった。


サルトクはチョルパンを尋ね、バラミルを逃がすことは間違っているというと

もうしないと約束する。

アルパグはその晩 バラミルのいる牢屋へ向かった。そして二人で兄弟として最後のおしゃべりをした。

だが途中で二人とも眠くなった。

そこへ中国の手先がやってきてバラミルを連れ出した。
中国はチョルパンと取引していたのだ。バラミルとトゥトクンを交換しようとしていた。(さっきしないってサトゥルクに約束していたチョルパンだったが、チョルパンは愛よりも玉座を選んだようだ。)

テムルとトゥトクンはヤマンたちから知らせを受け、空族の窮状を知った。中国が今にも攻めてくるというのだ。
それを聞いたトゥトクンは引き返そうというが、テムルは断固として前に進むつもりだ。
それから間もなく二人は襲われ、トゥトクンがさらわれた。

墓地を掘り証拠を探し始めたバトゥガとアックス。

証拠の押印が入った箱を見つけた。ふたを開けようとしたアックズはとっさに身を引いた。中に押印はなかった。あったのは毒蛇だった。

アックズは蛇にかまれ倒れてしまった。バトゥガの腕に倒れるアックズ。でもあれがなぜ蛇を箱に入れたのだろう。証拠品を盗み代わりに蛇を入れたのは・・










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