夕ご飯を食べ始めたバハルは、サルプの思い出を話し始めた。その時父親の写真が亡くなっていたのに気が付いた。 バハルは怒鳴った。そこでドルクが、「姉がすてた」と言った。そのためにバハルはニサンにさらに怒鳴った。 驚いたドルクは捨てた写真をとりだしバハルに渡した。 ニサンは無実だった。バハルは確かめもせず彼女を怒号した。 その後バハルは謝るが・・・ バハルが確かめなかったのもわかる気がする。誰も信じないことを自分は信じている。子供たちは信じていないと知った時に世界は終わった。『すべての人が敵だ』見たいに感じたんだろう。 少し落ち着いたみんなは、ドルクに理由を聞いた。 理由はニサンが悲しまないように捨てたとのことだった。 嘘をついたのはバハルが怒鳴ったから怖かったのだそうだ。 「子供は時々こわくて嘘をつく」とドルクは言った。 怒鳴られると嘘をついてしまうという気持ちもわかるきがする。姉思いのかわいいドルク。 この出来事の後でバハルは何があってもうそをつくのはやめようと約束しあった。 今回ニサンは自分がやってもいないことをやったといわれ怒られたので、父親の気持ちが分かったようだ。 父親もきっと今のニサンと同じ気持ちだったのだとわかった。 子供たちは写真の父 親にうたがったことを謝った。 もう一人の子供も嘘をついていた。シリンだ。 先生に会いに行ったエンヴェルは事実を知った。シリンは予備校に行けないのを母親のせいにした。 実直なエンヴェルは怒るが母ハティジェは「子供は時々嘘をつくわ」とシリンをかばった。 嘘をつく子供にどう接したらいいのだろう? エンヴェルのようにおこったほうがいいのか、ハティジェのようにかばったらいいのか、よくわからない。皆さんならどうしますか? ニサンは病気になった。真夜中の3時によう態の悪化に気が付いた母バハルは急いで病院へ連れていく。 車もないバハルにとってぐったりした大きな体のニサンを連れていくのは困難だった。そこでドルク用の乳母車に急遽彼女をのせた。 そしてドルクを起こして彼を抱っこし、片手で乳母車を押して病院まで走った。 喉がはれて熱があった。 残念なことにドルクもうつってってしまった。二人の病気の子を抱えて働く母親は口には言えないほど大変だ。 次の朝、仕事へ行かなくてはならない。でもどうやって病気の二人を置いて出かけられるだろうか? そこでバハ