子育てってホントに大変!バヤジトが行方不明に、 オスマン帝国外伝シーズン3 68話ハイライト
ヒュッレムは困った様子で部屋に入り 「スンビュルあの夫人は家を売りたくないのよ。なんとかしなければね」 といいながらもう一つ大きな問題についてみんなに指示した。 「皇帝様の留守の間にシャー様に気を付けてね。私を追い出したがっているのよ」 「ご安心ください皇帝妃様、あなたに誰も害を与えることはできませんわ」 とファーリエは安心させようと言った。だがスンビュルはまだ何か言いたそうだった。 そして 「バヤジト皇子様がいらっしゃいません。行方不明なのです。さがさなかった場所はもうどこにもありません」 と言うとヒュッレムは驚いたように立ち上がった。 なんともヒュッレムの悩みは尽きない。複合施設の件では、ある夫人が家を売らないというし、皇帝が留守中なのでシャーが何かしけてくると警戒を厳重にしければならないし、 そしてそのうえ、子供の問題までが彼女の上にのしかかった。 「ヒュッレムはどういうことなの。ここにこれほどの人がいるのに。どうやってきえるというの?!」 と激怒をあらわにした。 それはそうだ。ヒュッレムは今ストレスだらけだった。 そのストレスを我慢する限界が肥えたのだ。 スンビュルは斜めに彼女を見上げて、 「神に誓って私もなにがなんだかまったくわかりません。最期の足取りは授業に入ったところまです」 と答えた。急いで出ていくヒュッレムをかわいいジハンギルが見つめた。 ヒュッレムは、今度はホジャのところへ不平を言った。 「どういうことなの。あなたは皇子と一緒だったのではないの?こんな風に皇子を世話していてるのですか!」 この言葉は以前聞いたことがある気がする。一時ペアレントモンスターと言う言葉がはやったが、その言葉が頭を横切る。 ホジャは 「授業で一緒でし一瞬の間に消えました。もしかしたらご自分たちが望んで出かけたのではないかと・・・」 言う。 「そんなことが起こるはずがない。なぜ出ていったのですか?」 とスンビュルが言うと、 「一人で暗記をしたいとのことでした。時々そのようにしていましたので疑いませんでした。」 とホジャが答えた。 「皇子がいない。出かけたのね。でも誰もそのことを知らないなんて!」 とまた声を張り上げるヒュッレム。そして彼女は続けた。 「これを信じるとでも思っているの?皇子はどこなの?何を彼にしたの?」 と続けた。 「いいえ決してなにも、皇帝妃様誰が何をで