23話 頭痛のするヒュッレム。子供たちのことを訪ねると、末っ子のジハンギルは父スレイマンのところだと知る。 スレイマンの部屋ではフィルーゼがジハンギルとペルシア語を話している。 以前フィルーゼはジハンギルにペルシア語を教えたり詩を読み聞かせたりしていたらしい。 ジハンギルは優しく接してくれるフィルーゼが大好きだ。彼のちっちゃな胸はフィルーゼに会えないことでとても痛む。 父スレイマンはふさわしい場所でフィルーゼに会えるようにすると言いジハンギルを慰める。 そこへミフリマーフがジハンギルを連れに来る。 ミフリマーフは座るように言われたが、 彼女はもちろん座らなかった。 真夜中の墓地。手に松明をもって探し続けるイブラヒムの姿があった。彼はお墓を探していたのだ。自分の子供のお墓を・・・ ついにイブラヒムは墓を見つける。そして掘り返すがそこに 遺体はなかった 。 イブラヒムは真実を知ったのだ! 命を救ってくれたお礼として高価な美しい宝石をヒュッレムから ア フ ィフェは与えられる。 弟・ジハンギルを連れてきた姉のミフリマーフは母・ヒュッレムを悲しい思いをさせないために優しい嘘をつく。 マニサでは、ヘレナが実家に戻る。ムスタファを見て驚く家族。ムスタファは家族の様子を訪ね、ヘレナは幸せそうだ。 イブラヒムはヒュッレムを呼び、娘のことを話す。イブラヒムは娘を渡せと言う。ヒュッレムは渡すがもちろん条件があるという・・・ ヒュッレムの望みは フィルーゼをハレムから追い出すことだった。 難題を押し付けられ途方にくれる父としてのイブラヒムはどうするのか?・・・ イブラヒムが家に戻る。 ハティジェと子供が一緒にねむっている姿を見ながら考え事をする。 朝になる。イブラヒムは一睡もできなかった。 朝食に昨日の出来事を話すイブラヒム。答えないハティジェに 「ヤラン ソイレメ」 「うそをいうな」 と怒る。 「ナスル オウレンディン? 」「どうやって知ったの?」 と質問を返すハティジェは、 「ちゃんと面倒見ている」という。 「私を責めない」でといい、子供の場所を教えるが既にそこには彼の娘はいなかった。 宮殿の台所では、スンビュルの挙動に不信を抱く二ギャール。 スンビュルはニギャールが自分の子どものことを知らないので不憫に思っていたのだ。 真夜中