ヒーローではないけれど 最終話 チャンギヨン&チョンウヒ主演 韓ドラ 

 ギジュの首にはあざができた。これは死が近づいている証拠だった。

ギジュはダヘを助けに行き火事の爆発で死ぬという夢を母親が見ていたのだ。

そのために一度は過去へ行かせないように離れようとしたダヘだが、未来は変えられるというはかない希望のもと、家族のみんなはつかの間の幸せを享受していた。

だがまた母が予知夢を見る。 娘が学校で飛んでいるというのだ。その時は空中に他の人々もいたという。

ギジュの娘はダンスクラブにはいっていて、今日はその発表会だ。

みんなが娘の応援会場へ駆けつけた。

無事踊ることのできた娘を見てギジュは喜ぶのだった。

ところがギジュの姉の元婚約者がとんでもないことを思いつき、この会場に来ていた。

彼は会場で空の飛べるギジュの姉にプロポーズしようとした。ところがきっぱりことわられた。

すると今度は石油を持ち出して、火をつけると言い始めた。

実際は元婚約者は火事を起こすつもりはなかったが、偶発的に石油が布に燃え移り、会場は大火事になった。

たいへんなことに、娘のイナとその友達が逃げ遅れた。

必死に探すギジュとダヘ。

やっと見つけた時にはイナは気を失っていた。逃げようとしたとき、燃え落ちる壁の下敷きになりそうになる。

それを食い止めたのがギジュだった。

ギジュが手を離せば3人ともつぶれ死んでしまう。

そこでギジュはダヘに逃げるよう説得するが、ダヘもなかなか決死が付かない。

最後の最後でなくなくダヘはイナをおんぶし脱した。その月の瞬間壁は崩れ落ちギジュの上に押しかぶさった。

実際はギジュはこうして死んだ。

この火事での死亡者は0、行方不明者が一人だった。

ギジュは今は死んでも死にきれない。

ギジュには自分に残された大事な使命があった。過去のダヘを救うという使命だ。

ギジュはその使命を実行した。

現在の火事で壁が崩れ落ちる瞬間、つまり死ぬちょっと前にギジュは過去へ移動した。

ダヘが閉じ込められた学校の火事現場に・・・

ダヘ救出のためにギジュは下準備をしていた。どこを通れば救えるかと学校の地図を事前に消防署へ確認していたのだ。

そのかいあってダヘは、無事救出された。

だがギジュは逃げ遅れ爆発にまきこまれた。


よくからないけれど、過去の爆発が起きる前にまた現在へ戻ってこれなかったのだと思う。

現在の行方不明者が一人ということは、過去で死んだということになるから。

話はここで終わらない。


火事から5年が過ぎた。

ダヘには男の子が一人。みんな幸せそうだった。ギジュのいない寂しさを除けば・・・


ある日ダヘの息子がボールをなくした。しばらくするとボールを見つけたといって手に持っていた。

どこで見見つけたのとダヘが聞くと

昨日から持ってきたと答えた。

息子にもギジュの能力があるらしかった。

そこでダヘは過去に行ってお父さんのギジュを連れてきてほしいといった。


だが何も変化は起こらない、

部屋を出ようと立ち上がった、数氷魚歩いて振り向くとそこにはギジュが息子と手をつないで、ダヘを優しく見つけている姿があった。

おわり

1話から11話

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