創始者オスマン(クルルシュオスマン) エピソード31の4 サヴジュ(オスマンの兄)とオスマンがあぶない
エフラトスはけがした自分の兵士を手にかけ罪は別の者に
罪を着せられたのはギョクトゥーだ。彼は今牢にいる。イネギョルのビザンツのテクフルのニコラはさっそくカイの邑を訪れ、ギョクトゥーの命を欲した。彼はこういう時はいつも「目に目を、歯には歯を、そして命には命を」という一節を持ち出すのだ。(この言葉は有名で、もともとはハンブラビ法典に書かれた一節だったがそのコーランにも記された。)
ニコラがエルトゥールルと交渉している最中にそのギョクトゥーが逃げたというニュースが入った。
ニコラは怒る。これはオスマンの仕業に違いないと思ったのだ。ニコラは明日までにギョクトゥーの命を奪わなければ居住地を破壊すると脅かした。
エルトゥールルはギョクトゥーに問い真偽を確かめるまで待つようニコラに言うが・・・
サヴジュとモンゴルのハンの息子
アブドゥルラフマーンとバムス
二人はエルトゥールルの右腕たちだ。3人は幾多の戦いを共にしてきた仲間だった。今回この二人が大活躍する。
ギョクトゥー救出はアブドゥルラフマーンがエルトゥールルの命で行った。牢を難なく破った。だがギョクトゥーはいかないという。つまりエルトゥールルの命がなければここを動かないというのだ。
ギョクトゥーは不運な幼年期青年期を送ったが今では立派なトルコの兵士となっていた。エルトゥールルの命で彼はしばらく身を隠すことになった。
オスマンが襲われる
そうとは知らずギョクトゥーを助けに行く途中オスマンはエフラトスの隊の弓隊に襲われた。オスマンは木の陰に隠れ何とかしのいでいたが弓隊の数が多すぎるし、もう数メートルのところまで近づいている。防ぐことはできず多分彼は射られるだろう。
これは捕まる!
と思った瞬間矢が飛んできた。矢は敵の弓兵に当たった。
バムスだった。
(え?どうやってバムスがこの場所を知ったんだろう?なんて野暮な詮索はせずにおこう。)
突然のバムスの救援に喜ぶオスマン。二人は背を合わせながら大勢の敵に立ち向かった。